2016.04.13

世界V2のレザ・ヤズダニ(イラン)が負傷でリオデジャネイロ絶望か

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 イランの「テヘラン・タイムス」電子版は4月12日、男子フリースタイル96kg級で世界選手権を2度制している97kg級のレザ・ヤズダニ(イラン)が、負傷のためリオデジャネイロ・オリンピックの出場を断念せざるをえない状況になったことを報じた。

 ヤズダニは10日の練習で右足首を負傷。手術が必要なほどの重傷だという。ヤズダニは「オリンピックに出たいが、重傷だ。イラン協会の医科学委員会から最善の治療方法を探してもらっている」とコメントした。

 ヤズダニは84kg級で2008年北京オリンピックに出場。96kg級に上げて2011年世界選手権で優勝。2012年ロンドン・オリンピックで優勝を目指したが、準決勝で負傷棄権し5位へ。復帰して翌年の世界選手権で優勝した。

 昨年の世界選手権はアッバス・タハンが出場して5位に入り、イランとしてオリンピック出場枠を獲得。ヤズダニは今年1月のタクティ・カップ(イラン)と2月のアジア選手権(タイ)で優勝し、3大会連続のオリンピック出場にかけていた。