※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
白星街道をばく進するアブデュルラシド・サデュラエフ(ロシア)=提供・UWW
ひざの負傷で2~3ヶ月間戦列を離れていたそうだが、そのブランクを埋め、8月のリオデジャネイロ・オリンピックへ向けて好調をアピールした。
5月に20歳になる同選手は、2014年1月の「ヤリギン国際大会」(ロシア)のあと、2度の世界選手権を含めて国際大会を9大会連続で優勝。ロシア・レスリング協会のホームページによると、国内選考なくリオデジャネイロ・オリンピックの代表に内定しているという。
【サデュラエフの国際大会9大会連続優勝】
■2004年1月:ヤリギン国際大会(ロシア)
■2004年2月:ヤシャ・ドク国際大会(トルコ)
■2014年4月:欧州選手権(フィンランド)
■2014年8月:ジオルコウスキ国際大会(ポーランド)
■2014年9月:世界選手権(ウズベキスタン)
■2015年3月:メドベジ国際大会(ベラルーシ)
■2015年6月:欧州大会(アゼルバイジャン)
■2015年9月:世界選手権(米国)
■2016年4月:U-23欧州選手権(ブルガリア)
今大会は、世界選手権のあと初めての個人戦の国際大会。決勝でジョージアの無名選手に4点を失ったが、15-4のテクニカルフォールで勝った。試合後のバンケットで、世界を7度制しているブルガリア協会のバレンチン・ヨルダノフ会長から「最高のレスラー」と評価してもらったそうで、「とてもうれしかった」とコメントした。
このあと国内で練習を積み、6月にはポーランドで行われる「ジオルコウスキ国際大会」への出場を予定しているという。