2016.03.21

【アジア選手権/最終日・特集】出場選手の声

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(3月20日、カザフスタン・アスタナ)


 ■男子フリースタイル86kg級3位・松本真也(警視庁)「強いヤツがいない大会で、この結果(準決勝敗退)は実力だと思う。足を触るだけじゃレスリングにならないということは分かっていたことですが、大事なところで失敗しました。準決勝まで連れてきてくれたコーチたちのために、6分間闘ったのに結果につながらなかった。こんなところでべそかいている場合じゃないので、日本に帰ってトレーニングを積んで、次のトライアルに向けてがんばっていきたい。

 両ひざの半月板を痛めているけれども、あとは気持ちが重要だと思っている。グレコローマン66kg級の井上選手にも勇気をもらったが、網野高校の後輩、高谷選手にも「網野で壮行会やりましょう」って励まされている。次は最終予選のトルコに出場する予定です。気持ちを持って頑張っていきたい」

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 ■男子グレコローマン98kg級・斎川哲克(栃木・足利工高教)「(勝ち抜く)準備はしてきたので、何が悪かったとかすぐには整理がつかないけど、オリンピックに出場する可能性は0ではないので、まだ挑戦できる。『気持ち切り替えて』とは、今すぐ言えないけど、頑張ります。(フェアな審判ではなかった印象があったが)そういう状況でも勝ち上がらなければならないし、グラウンドの守りができてなかったのが敗因。

 練習してきてないグラウンドの場面だったので面食らった。あの場面では、あれが精いっぱいだった。(けがしていた)腰は大丈夫です。もう闘える状況です。次のモンゴル(世界予選)で頑張ります」

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 ■男子フリースタイル125kg級・山本泰輝(拓大)「初めてのシニアの試合で力の差を見せつけられた。タックルに入ったら、気がついたらフォールの体勢になっていて、びっくりした。足をすくわれたような気がして、体が浮いて、力が強かったか分からない。日本では感じたことがない(海外の)シニアの壁を感じた。最初のハイクラッチ(のタックル)はよかったが、両足タックルが下に落ちてしまったので、修正したい。

 初めてのシニアの大会に対して、緊張はあまりなくて集中できたんですが…。(初日に樋口黎が初のシニア大会で優勝しオリンピックを決めたが)重量級と軽量級は(状況が)違うけれども、重量級でも勝ちに行きたかった」