※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(3月19日、カザフスタン・アスタナ / 撮影=池田安祐美)
出場枠獲得を逃した前田翔吾(クリナップ)
日本チームの初日の結果がよく、刺激はもらっていた。周りも応援してくれたのに自分が応えられなかっただけ。気持ちを入れてどこまでできるかが僕の課題。次のモンゴルでの予選でオリンピック出場を決めるつもりです」
----------------
■男子フリースタイル97kg級銅メダル・山口剛(ブシロード)「世界選手権の初戦敗退を受けて、入り方とかコーチ陣と試行錯誤して臨んだわけですが、やってきたことは出せていましたし、ラスト1分までは自分のプラン通りに進んでいた。自分にコーションが来てから、そこからひとつ取り切ることができなかった。
今回は初戦黒星というのをしっかり受け止めて、(次のチャンスに)すべてをかけてやっていきたいと思っている。相手の(技を受けて)ポイントを取られたわけではないので、練習通りにやれていたと思う。かけひきが相手が上だったのかな」
----------------
■グレコローマン75kg級・屋比久翔平(日体大)「ハンガリーでも、出合い頭の攻撃で同じようにやられた。減量もできて調子もよかったのに、自分では最初のファーストコンタクトの対策をやってきたと思うんですけど、試合の結果として出せなかった。シニアの経験不足とか言っていられないので、あと1ヶ月、しっかり練習して最初の試合運びをしっかりやっていきます。
僕は後半勝負なので、スタミナで勝たないといけないので、そこにどうやってもっていくかを練習して、1ヶ月後に絶対取りに行く。次のオリンピック予選となるモンゴルに行きたいと思う。3位決定戦で負けた時は、これが今の自分の実力だと思うので、課題を反省して次につなげて、オリンピック枠に挑戦します」
----------------
■男子グレコローマン130kg級・園田新(拓大)「練習でやったことないことを、何を焦ったのかやってしまってフォールされた。0-4の状況でなぜかあそこで、へんな自滅技をかけてしまって、練習でもやってないのに、負けてしまって申し訳ない。絶対にかからない技をやってしまった。理由は分からないです。作戦は、押されたら回り込んで、自分がマットの中心にいるという動きをするつもりだった。自分の方が体力があるから、なんとか持ちこたえられると。
一番悔しかったのは、今までやってきたことを出せなかったこと。あんなところで、あんな技をかけていたらオリンピックに行けないと思います。自分のためにしんどいことも我慢してやってきたのに、力を出せなかった。今まで教えてくださった先生たちを裏切るかたちになってしまった」