2016.03.19

樋口黎(日体大)は男子オリンピアンで歴代6位の若さ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 男子フリースタイル57kg級でオリンピック出場権を手にした樋口黎(日体大)は、今年1月に20歳になったばかりで、オリンピックは20歳7ヶ月で迎える。

 日本の男子で、20歳でオリンピックに出場するのは1988年ソウル大 会のフリースタイル130kg級に小幡弘之(当時日大)が19歳で出場して以来の若さ。正確な記録の残っている1980年ローマ大会以降、歴代6位の若さとなる。

 オリンピックに学生選手が出場するのも、ソウル大会に小幡ら3 選手が出場して以来。

 なお、女子の最年少は、2004年アテネ大会に出場した伊調馨の20歳2ヶ月。


■オリンピック出場の年少記録(男子)
(1)18歳2ヶ月 磯貝頼秀(1968年メキシコ大会/両スタイル+100kg級)
(2)19歳5ヶ月 小幡弘之(1988年ソウル大会/フリースタイル130kg級)
(3)19歳5ヶ月 赤石光生(1984年ロサンゼルス大会/フリースタイル62kg級)
(4)20歳0ヶ月 谷津嘉章(1976年モントリオール大会/フリースタイル90kg級)
(5)20歳0ヶ月 宮内輝和(1980年モスクワ大会/グレコローマン+100kg級)
(6)20歳7ヶ月 樋口 黎(2016年リオデジャネイロ大会/フリースタイル57kg級)
(7)20歳7ヶ月 市口政光(1960年ローマ大会/グレコローマン57kg級)
(8)20歳7ヶ月 渡辺保夫(1964年東京大会/フリースタイル78kg級)
(8)20歳8ヶ月 伊達治一郎(1972年ミュンヘン大会/グレコローマン74kg級)
(9)20歳8ヶ月 佐藤多美治(1960年ローマン大会/フリースタイル62kg級)
(9)20歳11ヶ月 本田多聞(1984年ロサンゼルス大会/フリースタイル100kg級)
※3・4位、6~8位は日数の違いによる