【オリンピック・アジア予選／展望（12）】本命は中国、元世界王者のバーレーンはどうか…男子グレコローマン98kg級
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》
３月18日（金） 男子フリースタイル57・74kg級／男子グレコローマン59・85kg級／女子53・69kg級
19日（土） 男子フリースタイル65・97kg級／男子グレコローマン75・130kg級／女子58・75kg級
20日（日） 男子フリースタイル86・125kg級／男子グレコローマン66・98kg級／女子48・63kg級
《男子グレコローマン98kg級展望》
【出場枠獲得済みの国】イラン
【状況】中国がやや抜けている状況。カザフスタン、韓国、エジプトから国籍を変えたバーレーンが、どうからむか。
－－－－－－－－－－－－－－－－ 今年の国際大会で２大会連続優勝の肖棣（中国）
2014年アジア大会２位の肖棣（シアオ・ディ＝24歳）がエントリー。昨年の世界選手権は７位で、11月のゴールデンＧＰ決勝大会で３位。今年も１月のパリ・グランプリと２月のハンガリー・グランプリで連続優勝と乗っている。
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【カザフスタン】
2015年アジア選手権３位のマルグラン・アッセンベコフ（32歳）と、１月のベービ・エムレ国際大会（トルコ）３位のアリムカン・シズディコフ（21歳）の、ベテランと若手がエントリー。どちらが出てくるか。ともにずば抜けた強さではないが、アジアのトップレベルにいることは間違いない。
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【韓国】
昨年の世界選手権代表（15位）のアン・チャングン（29歳）がエントリー。2010年アジア大会96kg級３位、2013年アジア選手権96kg級優勝などの実績を持つが、昨年のアジア選手権は９位と低迷。どの程度、実力を維持しているか。
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【バーレーン】
2006年世界選手権84kg級にエジプトの選手として優勝したアブデルファタ・モハメド（38歳）が国籍を変えてエントリー。昨年のアジア選手権は120kg級で７位。今年は98kg級に下げ、ハンガリー・グランプリ11位のあと、アジア選手権は３位だった。往年の実力は残っていなくとも、優勝争いにからむ力は残っていそう。
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【インド】
ハーディープ・ハーディープ（25歳）がエントリー。昨年まではさほどの実績を残していないが、２月のアジア選手権で２位へ。要注意選手だろう。ウズベキスタン、トルクメニスタン、イラク、シリアの選手はワンランク落ちそうだ。
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《エントリー国》
カザフスタン、中国、キルギス、韓国、インド、バーレーン、イラク、ウズベキスタン、トルクメニスタン、シリア、日本
