※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》
3月18日(金) 男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級
(注)下記はエントリーが判明する前の記事です。3月11日にエントリーが判明しました⇒クリック
《男子グレコローマン66kg級展望》
【出場枠獲得済みの国】韓国
【状況】
2012年ロンドン・オリンピック60kg級王者が出てくれば大本命。だれが続くか、という勢力図と言えよう。
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オリンピック連続出場を目指すか、オミド・ノルージ(イラン)
昨年の世界選手権は2012年ロンドン・オリンピック60kg級優勝で2014年世界選手権2位のオミド・ノルージ(30歳)が国内での事情によって不出場。復帰して世界軍隊選手権3位の成績。出てきたら出場枠獲得の最右翼だろう。
昨年の世界選手権代表で1月のタクティカップ(イラン)を制し、2月のアジア選手権3位のメフディ・ゼイドバント(23歳)の可能性も捨て切れない。
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【北朝鮮】
2014年アジア大会3位のリ・ハクウォン(29歳)が、昨年のアジア選手権5位のあと国際大会に出ていない。昨年の世界選手権代表のチョル・パンイン(23歳)もずば抜けた選手ではない。アジア3位の実績のある国だが、現在は一段落ちているようだ。
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【キルギス】
2014年アジア選手権優勝の選手(ルスラン・チャレフ=20歳)は、昨年の世界選手権は66kg級に出場したが(29位)、2月のアジア選手権は75kg級に出場して3位。75kg級で挑む公算が強い。そうなると、66kg級には特筆すべき選手がいない。
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【中国】
2012年アジア選手権優勝で、2015年同3位のパン・チェン(30歳)が出てくるか。昨年の世界選手権は2連敗だったが、今年1月のパリGP2位、2月のハンガリーGP5位と結果を出している。
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【カザフスタン】
昨年のアジア選手権3位のデメウ・ザドラエフ(26歳)は世界選手権13位。その後のゴールデンGP決勝大会でも結果を出せなかった。今年2月のアジア選手権2位のアシュカト・ザンビロフ(24歳)も候補と言えよう。どちらが出てくるか。
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【その他】
特筆すべき選手のいなかったウズベキスタンは、昨年のアジア・ジュニア選手権2位のアラム・バルダニャンが、2月のアジア選手権で3位の好成績。2014年アジア選手権2位のクスラフ・オブロベルディエフ(タジキスタン=22歳)も、出てくれば要注意選手。
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《出場可能国》
カザフスタン、イラン、ウズベキスタン、中国、北朝鮮、トルクメニスタン、日本、タイ、タジキスタン、キルギス、インド
※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。