※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》
3月18日(金) 男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級
(注)下記はエントリーが判明する前の記事です。3月11日にエントリーが判明しました⇒クリック
《男子フリースタイル125kg級展望》
【出場枠獲得済みの国】モンゴル
【状況】
モンゴルのみが出場枠を獲得。イランを中心に、カザフスタン、キルギスなどが出場枠に近い位置にいる。
----------------------- 実力十分のパルビス・ハディ・バスマンジ(イラン)
2014年アジア大会優勝のパルビス・ハディ・バスマンジ(28歳)が昨年の世界選手権に出場し(9位)、2月のアジア選手権にも出て優勝しているので、アジア予選にも出場することが予想される。ハイレベルのタクティカップ(イラン)も2014~16年の3年連続で優勝と実力は十分。
ただ、2012年ロンドン・オリンピック120kg級3位のコメイル・ガセム(28歳)の可能性も残る。2月のメドベジ国際大会(ベラルーシ)は3位だった。
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【カザフスタン】
2014年アジア大会2位のダウレット・シャバンベイ(32歳)の出場が考えられる。昨年の世界選手権は7位、今年2月のアジア選手権はイランに続いて2位。アジアを勝ち抜く実力はある。
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【キルギス】
2015年アジア選手権優勝のアイアール・ラザレフ(30歳)が昨年の世界選手権(10位)、今年2月のアジア選手権(3位)と連続出場している。予選にも出てくるものと思われ、イラン、カザフスタンに続く実力者と言える。
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【韓国】
ナム・キョンジンが2014年アジア大会で3位に入り、今年2月のアジア選手権でも3位。昨年の世界選手権代表のキム・ドンフワン(22歳)と、どちらが出てくるか。
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【中国】
2014年アジア大会代表のデン・チウェイ(27歳)が昨年のアジア選手権で3位入賞。世界選手権ではオリンピック出場枠を逃したが、世界軍隊選手権2位の成績。今年1月のダン・コロフ国際大会(ブルガリア)で優勝している。
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【その他】
ウズベキスタンは96kg級でオリンピック2度出場のクルバン・クルバノフ(31歳)の出場が見込まれるが、125kg級にアップしてからは、さほどの成績はなし。2014年の地元の世界選手権のあと、国際大会に出ていないので引退の可能性もある。
イタジキスタンは昨年のアジア選手権3位のファーコド・アナクロフ(タジキスタン=27歳)が予想される。インドは2013年アジア選手権3位のヒテンダー(23歳)か。
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《出場可能国》
イラン、カザフスタン、キルギス、韓国、中国、パキスタン、インド、タジキスタン、ウズベキスタン、フィリピン、スリランカ、トルクメニスタン
※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。