2016.03.04

タレント発掘・育成コンソーシアム事業報告(11) 国内育成プログラム 第2回グレコローマンスタイル カデット世代育成キャンプ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

JWF タレント発掘・育成コンソーシアム


 2016年2月5日(金)~2月7日(日)の期間、タレント発掘・育成コンソーシアムの一環にて、第2回グレコローマンスタイルカデット世代育成キャンプを専修大学において実施した。本キャンプは、グレコローマンスタイルカデット世代の優秀なタレント7名(中学生2名、高校生5名)を対象に、高品質な機会を提供した。

※タレント発掘・育成コンソーシアムの受託概要については、下記をご参照ください。

https://wrestling-spirits.jp/2015/05/26/69916/

 第1回男子カデット世代育成キャンプにおいては、世界で勝つ為に必要となるスキルの習得を目指したプログラム構成にて展開した。本キャンプにおいては、これまでの育成プログラムにて習得したスキルの習熟度等を確認する実践機会として位置付けており、ジュニア世代のトップ選手が集う専修大学を実施拠点として選定した。

 マットにおけるトレーニングにおいては、大学生の選手を相手に徹底した実戦トレーニングを行ったことに加え、ナショナルチームコーチが基本技術を徹底して指導した。特に、今年度、韓国において実施した海外育成プログラムにて得た知見をもとに、組手の展開に関して徹底したコーチングを行った。本プログラムにて、ジュニア世代のトップ選手を相手にすることで、タレントそれぞれが現在の課題を抽出することに繋がったことは、大きな成果であった。

 また、今回参加したタレントに対し、キャンプ前に行ったヒアリングによると所属にてグレコローマンスタイルのトレーニング機会が少ないという実情があった。グレコローマンスタイルのスペシャリストを育成していくうえで、このような現状を改善していくことも、今後の重要な課題となろう。

 今回の育成プログラムを開催するにあたり、プログラム実施環境を提供いただいた専修大学レスリング部の皆様、コーチ、トレーナーの方々に多大なご尽力をいただいた。ここに記して、深く感謝申し上げたい。

笹本コーチによる基本スキルのコーチング

松本コーチによるコーチング

マットトレーニングの様子2

マットトレーニングの様子3

マットトレーニングの様子4

梶尾トレーナーによるセルフコンディショニングの指導

マットトレーニング後のミーティング