※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(3月18~20日、カザフスタン・アスタナ)
《大会日程》
3月18日(金) 男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級
(注)下記はエントリーが判明する前の記事です。3月11日にエントリーが判明しました⇒クリック
《男子フリースタイル74kg級展望》
【状況】----------------
【ウズベキスタン】
2014年アジア大会優勝のラシド・クルバノフ(29歳)が昨年の世界選手権でロシア選手に敗れて5位以内を逃した。今年に入って1月のダン・コロフ国際大会(ブルガリア)と2月のメドベジ国際大会(ベラルーシ)でともに3位と実力をキープしている。
前回のロンドン・オリンピックは、自身がアジア予選を勝ち抜いて出場枠を取りながら、国内予選で敗れてオリンピックのマットに立てなかった選手。その無念を晴らしにくるだろう。
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【カザフスタン】
昨年の世界選手権代表のジガー・ザキロフが2月のアジア選手権に出場して2位へ。他に、2014年世界軍隊選手権優勝のガリムザン・ウセルバエフら他に考えられる選手もいるが、ザキロフが第一候補と予想される。
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【キルギス】
2014年アジア選手権3位で昨秋のロシアとカザフスタンの国際大会で連続優勝したインノケンティ・インノケンティエフ(27歳)、2015年アジア選手権5位のムスリム・エブロエフ(20歳)、昨年の世界ジュニア選手権代表で2月のアジア選手権2位のサイアクバイ・ウスポフらが候補だが、どの選手も確実に上位に行けるような選手ではない。さすがに、昨年の世界選手権代表で46歳になるヌルベク・イザベコフが出てくることはないと思うが…。、
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【その他】
2014年アジア大会代表のアザマト・スフィエフ(タジキスタン)が2月のアジア選手権で3位に入っている。過去、これといった成績はない選手で、組み合わせにも恵まれた成績。韓国、中国、トルクメニスタンにも、最近、世界の上位を占めた選手はいない。
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《出場可能な国》
カザフスタン、キルギス、タジキスタン、イラク、日本、韓国、トルクメニスタン、中国、ウズベキスタン、UAE、パキスタン、スリランカ
※各国とも2月のアジア選手権(タイ)に出場した選手数までしか出場できない。「数」が問題であり、同じ階級の必要はないので、この階級には出場していない国が他階級を放棄して出場してくる可能性もある。