2016.03.02

タレント発掘・育成コンソーシアム事業報告(10)国内育成プログラム 第2回フリースタイル カデット世代育成キャンプ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

JWF タレント発掘・育成コンソーシアム


 2016年1月23日(土)~1月25日(月)の期間、タレント発掘・育成コンソーシアムの一環にて、第2回フリースタイルカデット世代育成キャンプを国士舘大学と専修大学において実施した。本キャンプは、男子カデット世代の優秀なタレント7名(中学生2名、高校生5名)を対象に、高品質な機会を提供した。

 ※タレント発掘・育成コンソーシアムの受託概要については、下記をご参照ください。

 https://wrestling-spirits.jp/2015/05/26/69916/
 

 第1回男子カデット世代育成キャンプにおいては、世界で勝つ為に必要となるスキルの習得を目指したプログラム構成にて展開した。本キャンプにおいては、これまでの育成プログラムにて習得したスキルの習熟度等を確認する実践機会として位置付けており、全日本やジュニア世代のトップ選手が集う、国士舘大学と専修大学を実施拠点として選定した。

 マットにおけるトレーニングにおいては、全日本やジュニア世代のトップ選手を相手に徹底した実践トレーニングを行ったことに加え、ナショナルチームコーチが基本技術を指導した。特に、世界の動向やロシアにて実施したカデット世代海外育成プログラムの分析をから得た課題を基に、組際でプレッシャーを与えてからアタックに繋げるためのステップについて徹底したコーチングを行った。

 本プログラムにて、全日本やジュニア世代のトップ選手を相手にすることで、タレントそれぞれが現在の課題を抽出することに繋がったことは、大きな成果であった。

 また、今カデット世代にとって、全日本のトップ等とのトレーニング機会を得たことはもちろん、トップ選手と生活を共にすることや大学の施設等を見学することで、得るものも大きかったと考える。

 今回の育成プログラムを開催するにあたり、プログラム実施環境を提供いただいた国士舘大学レスリング部、専修大学レスリング部の皆、コーチ、トレーナーの方々に多大なご尽力をいただいた。ここに記して、深く感謝申し上げたい。

マットトレーニングの様子2

マットトレーニングの様子3

マットトレーニングの様子4

田南部コーチ(警視庁)によるスキル面の課題確認

馳浩文部科学大臣による激励

和田フリースタイル強化委員長(国士舘大学教員)による激励

トレーニング後のミーティング