2016.02.24

2017年世界選手権はフランス・パリ

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 世界レスリング連盟(UWW)は公式ホームページ上で、2017年の一部の主要大会の日程を掲載。同年の世界選手権は、例年より早い8月21~26日にフランス・パリとなっている。

 他のイベントが「Candidates」(立候補)となっているが、世界選手権にはその注釈がないことから、決定的と思われる。

 また、階級が3スタイルで24階級に増えて大会が肥大化したため、ネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は各スタイルごと、あるいは2スタイルでの開催の可能性も示唆していたが、3スタイル同時に行われるもよう。

 パリは2024年のオリンピックの開催地に、ローマ(イタリア)、ハンブルク(ドイツ)、ブダペスト(ハンガリー)、ロサンゼルス(米国)とともに立候補している。開催地は2017年9月と思われる国際オリンピック委員会(IOC)総会で決定される。

 パリ市は、IOC総会の直前にレスリングの世界選手権によって大会の開催力をアピールするものと思われる。

 また、シニアのアジア選手権は、イランのテヘランが立候補しているが、各大陸選手権も3スタイル同時開催となっており、同国での開催はないものと思われる。2月16日にタイ・バンコクで行われたアジア連盟のミーティングでは、インド・ニューデリーが候補にあがっていた。