※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2月20日、タイ・バンコク)
■女子58kg級5位・樋口美賀子(環太平洋大)「悔しい、の一言です。練習でやっていることが試合で出ることを実感しました。練習で失敗していることが、試合でも失敗しました。確実に取り切るべきとことを取れない、守るべきところを守れない、などです。試合につながる練習でなければ意味がありません。
(伊調馨選手の辞退で)急に出ることになりましたが、いいチャンスなので、出るからには結果を出そうと思っていました。気持ちはしっかりつくれたのですが…。準決勝で自分が敗れたことで団体優勝を逃してしまったみたいで、情けないという気持ちです。張り合って負けたのならともかく、情けない試合でしたから」
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■男子フリースタイル65kg級5位・鴨居正和(自衛隊)「3位決定戦はリードしていたのに、もつれて腰を浮かされて4点を取られてしまった。タックルに入ってからの処理が下手くそだな、と感じました。
65kg級に上げて初めての国際大会で、どこまで行けるかな、と思っていた。北朝鮮には勝ってうれしかったのですが、イランとは力の差があった。このままでは全く闘えないことを実感しました。パワーの差は慣れていけば大丈夫だと思いますが、61kg級とは違う闘い方を組み立てていきたい。アグレッシブに攻めることが課題です。
65kg級での自分の立ち位置が分かった大会でした。ここ1、2年は負けることもあると思いますが、それを4年後につなげていけばいいと思います」
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■男子フリースタイル97kg級・山本康稀(日大)「(3位決定戦は)タックルに入ってからの処理が甘かった。相手はばてていたので、もう少し冷静にやれば勝てた試合だったので、もったいないとうか、馬鹿やったな、という気持ちです。3位決定戦へ進んだことで満足はしていないですが、(現段階で)出せるものは出し切ったかな、という気持ちはあります。
この大会の結果で、オリンピック予選のチャンスをもらえるかどうかだったのですが、難しいでしょう。もし選ばれたら、日本代表として頑張りたいですが…」。卒業後はレスリング活動ができるところへの就職がほぼ決まりました。オリンピック予選に出られなければ出られないで、しっかり練習を積み、次の大会を目指して頑張りたい」
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■男子フリースタイル57kg級・川野陽介(自衛隊)「2 回戦のイラン戦は、自分からアグレッシブに攻めれば違った結果になったかな、と思います。タックルで脚をさわることができず、後手、後手に回ってしまっ た。全日本選手権でグラウンド技が決まったので、今回も狙ったのですが、テークダウンを取れないと、グラウンドにつながらない。場外に出すだけでは、セン ターで再開となる。
世界でやっていくための練習の課題が見つかったことは確か。後手に回ってしまっては、やられ、自分から攻めることの重要性を痛感しました。オリンピック予選に出るチャンスがあるかどうか分かりませんが、課題を克服し、筋力もしっかりつけて準備しておきたい」
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■男子フリースタイル74kg級・北村公平(阪神酒販)「勝 てる試合を落としてしまった、という感じで、代表に選んでいただいた協会の方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。(敗者復活戦のラスト2秒の逆転負け は)勝ちたい、という気持ちが、逃げの気持ちにつながった。本当に勝ちたいのなら、守るのではなく、攻めなければならないケース。相手はばてていました が、勝ちたいという気迫を感じました。反省しても、し切れない。
全日本選手権で2位を外れ、この大会への出場は悩みました。中途半端な 気持ちで受けてはならないわけで、最後は、与えられたチャンスを生かしたい、と思って出ることにしました。まだ(レスリングを)やめる気持ちにはなれな い。4年後を考えることはできませんが、1年ずつしっかりやっていこうと思います。今年は全日本選抜選手権と全日本選手権の優勝を目指して頑張りたい」