※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
金1、銀4の日本チーム(提供:保高幸子=UWWオフィシャルカメラマン)
入江は準決勝で昨年の世界選手権代表のモンゴル選手を破るなどして決勝に進出。昨年のU-23欧州チャンピオンのナデジダ・フェドロワ(ロシア)にフォール勝ちし、2014年大会に続いての優勝を飾った。
シニアの国際大会としては、2011年クリッパン国際大会、2012年世界学生選手権、2013年NYACホリデー・オープン、2014年ヤリギン国際大会、昨年のアジア選手権に続き、6個目のタイトル獲得となる。
木村は昨年3位のモンゴル選手を破るなどして決勝へ進んだものの、2013年にこの大会を制したナデシャダ・トレチャコワ(ロシア)はに2-6で敗れた。しかし昨年の2連敗をはね返す銀メダル獲得。昨年5月のアジア選手権優勝に続くメダル獲得となった。
伊藤は準決勝で昨年のワールドカップ60kg級代表のザルガルマ・チェレノワ(ロシア)を下したものの、昨年2位のインナ・トラズコワ(ロシア)に0-6で屈した。しかし、昨年7月のゴールデンGP決勝大会以来、国際大会3大会連続でメダルを獲得した。
75kg級の国際大会に初参加した工藤佳代子(自衛隊)は、2回戦で昨年の世界選手権代表でロシアの第一人者のエカテリナ・ブキナを破る殊勲を挙げたが、準決勝で昨年のアジア選手権2位のオドンチメグ・バドラク(モンゴル)に黒星。3位決定戦も敗れ、5位に終わった。
日本は前日と合わせ、「金1、銀4」を獲得した。各選手の成績は下記の通り。
◎女子
【48kg級】入江ゆき(自衛隊) 優勝=19選手出場
決 勝 ○[フォール、1:17=4-0]Nadezhda Fedorova(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、4:03=12-2]Narangerel Erdenesukh(モンゴル)
3回戦 ○[13-4]Monkhtuyaa Batbaatar(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、1:39=10-0]Nadezhda Sarazhakova(ロシア)
1回戦 BYE
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【55kg級】木村安里(群馬大) 2位=17選手出場
決 勝 ●[2-6]Nadezhda Tretyakova(ロシア)
準決勝 ○[7-2]Nomin-Erdene Batbaatar(モンゴル)
3回戦 ○[7-0]Khadizhat Murtuzalieva(ロシア)
2回戦 ○[フォール、4:36=8-0]Alina Kazimova(ロシア)
1回戦 BYE
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【63kg級】伊藤彩香(東新住建) 2位=11選手出場
決 勝 ●[0-6]Inna Trazhukova(ロシア)
準決勝 ○[6-5]Zhargalma Tsirenova(ロシア)
2回戦 ○[5-4]Darima Sanzheeva(ロシア)
1回戦 BYE
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【75kg級】工藤佳代子(自衛隊) 5位=10選手出場
3決戦 ●[6-7]Alena Afanasyeva(ロシア)
準決勝 ●[3-5]Odonchimeg Badrakh(モンゴル)
2回戦 ○[7-6]Ekaterina Bukina(ロシア)
1回戦 ○[7-4]Kristina Shumova(ロシア)