2016.01.27

1・29~31ヤリギン国際大会(ロシア)出場の女子チームが出発

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 全日本選手権の優勝選手3人を含む女子選抜チームが1月26日、ヤリギン国際大会に出場するため、ロシア・クラスノヤルスクへ向けて出発した。ハバロフスク経由で向かい、同日夜に現地に到着した。オリンピック4連覇がかかる58kg級の伊調馨(ALSOK)出場することもあり、出発に際し、3社が取材に訪れた。

 一昨年に続く出場となった伊調は「今、少し悩んでいる。間合いをつかむヒントがほしいと思っています」と、欧州選手との対戦を心待ちにしているようだった。

 2月17日からのアジア選手権(タイ・バンコク)にも出場が決まっており、オリンピック組で唯一の2ヶ月連続の国際大会出場になるが、「環境が変わると新鮮ですし、気持ちを切り替える機会になっていいです。レスリング界の世界情勢も感じられる。ロシアの選手はオリンピックも絡んでいると思う。ハイレベルな男子の試合を見られるのも楽しみです」と言う。「昨日より今日、今日より明日強くなりたいんです」と、あくなき探究心をみせた。

 成富利弘監督(東京・安部学院高教)は「オリンピックに出る選手も出場してくる可能性があり、例年のようにハイレベルな大会になると思う。若手はこれからに向けて、あらためて世界を知る機会になるだろう。しっかり勝って自信をつけてもらいたい。この大会が2016年初めての国際大会となるので、選手たちには日本全体の勢いをつける闘いをみせて欲しい」と激励した。

 大会は31日までだが、女子は30日に終わり、2月1日に帰国する。

(文・撮影=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子)


 《大会日程》
1月29日(金) 男子フリースタイル57・74kg級 / 女子48・58・60・69kg級
   30日(土) 男子フリースタイル61・86・125kg級/女子53・55・63・75kg級
   31日(日) 男子フリースタイル65・70・97kg級


 ◎役員

 【監督】成富利弘(東京・安部学院高教)、【コーチ】山本英典(自衛隊)

 【トレーナー】佐藤守重(ファクトリージャパン)

 【総務】筒井穣(日本協会事務局)

 【帯同審判】本田原明(自衛隊)

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 ◎選手

 【女子】
▼48kg級 入江ゆき(自衛隊)
▼53kg級 浜田千穂(クリナップ)
▼55kg級 木村安里(群馬大)
▼58kg級 伊調  馨(ALSOK)
▼60kg級 香山芳美(早大)
▼63kg級 伊藤彩香(東新住建)
▼69kg級 古市雅子(日大)
▼75kg級 工藤佳代子(自衛隊)