※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
読売新聞社制定の2015年日本スポーツ賞の表彰式が1月18日、都内のホテルニューオータニで行われ、大賞に輝いた女子58kg級世界チャンピオンの伊調馨選手(ALSOK)が表彰状やトロフィーのほか、奨励金200万円を受け取った。日本協会にも奨励金300万円が授与された。同選手がこの賞を受賞するのは、2012年にロンドン・オリンピック男女日本代表チームとして受賞したのに続いて2度目で、個人では初受賞。ステージ上から「リオデジャネイロでは4連覇がかかる。日本人としての誇りをもって、内容にこだわって達成したい」と、今夏のオリンピックへの決意を話した。
伊調選手はこのあと、26日からロシアへ遠征し、同国で最高レベルの国際大会と言われる「ヤリギン国際大会」に出場。帰国後、2月17日から始まるアジア選手権(タイ)にも参戦する予定。学生時代にはフランスから中国へ移動して1週間で2大会に出場したこともあったが、最近、これだけの間隔で実戦に挑むことはなかった。
「実りある遠征にしたい。リオまで8ヶ月。集中力をもって、思い切りレスリングに打ち込みたい」と、まず実戦によって気持ちを高める腹積もりのようだ。日本のみならず世界のあらゆる競技での史上初となる女子のオリンピック4連覇へ向けて、ベストを尽くす姿勢を示した。
![]() 謝辞を述べる伊調 |
![]() 特別賞を受賞したラグビーの大野均選手(左)と福岡堅樹選手とともに |
![]() 特別賞受賞選手とともに |
![]() 受賞者全員での記念撮影 |