※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(文=増渕由気子、渋谷淳、目黒広菜、渡辺新平、撮影=矢吹建夫)
オリンピック2大会連続出場を目指した長谷川恒平(青山学院大職)
■59kg級・倉本一真(自衛隊=昨年の世界選手権代表、リオデジャネイロ選考から脱落)「調子は普通でコンディションも大丈夫でした。(河名真寿斗とは)初めてでした。自分が弱かったです。もうオリンピック予選にも出られないので(競技を)辞めようと思っています」
■59kg級・田野倉翔太(クリナップ=世界選手権代表、昨年のアジア大会優勝の長谷川恒平に惜敗)「今できることは精いっぱいやったので、悔いはない。取り切れなかったところが敗因。最初はスタンドをしっかり取れていたが、うまく対応されてしまい、得意の俵返しもしっかりと守られてしまった。言い訳にはしないが、結膜炎や胃腸炎にかかり、その影響で試合の5日前まで3週間程度練習できず体力が落ちていた。最後の調整さえもう少しちゃんとできていればと思うが、それを言っても仕方ない。(今後については)ロンドンに練習相手として連れていってもらった時に、リオ以外は絶対に出ないと決めていた。そのためだけにやってきたので年齢は関係ない。もう引退を考えようと思う」