※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
平成27年12月18日
公財) 日本レスリング協会
審判委員会
12月9日~12日までロシアのソチで審判クリニックが開催され、ルールの確認が行われました。
リオデジャネイロ・オリンピックではこのルールで実施されることが確認できましたので、天皇杯から採用したいと思います。選手はルールを理解し試合に参加するようお願いいたします。
■場外際について(フリースタイル)
ゾーン上でのリスクはない。
フィーリングザマットは試合を止めてからシグナル(○+1・2)
場外近く(ゾーン)付近で膝を着いてパーテレに見せて場外に出た場合,1点を失う。
攻撃者が膝をついていても、相手がスタンドならスタンドとみなす。
攻撃者がインサイドで相手の片足が出ていても2点のチャンスがあれば継続
攻撃者の1足が出ても得点が成立すれば有効
攻撃者の1足が出て、得点が成立しなければ1点を失う。
相手を持ち上げて場外に2足が出た場合は罰則なしでセンターへ
攻撃者の2足が出て、ポイントを獲得しても成立せず、1点を失う。
場外に尻もちをついて出た場合は1点、手をついたら2点成立。
サークル内で尻もちをついた状態は得点にはならないが、手をついたら(90°)2点成立
バックに回られて両膝をついていない場合、頭・肘・膝が瞬間でもマットについたら2点成立。
(コントロールと認める)
パーテレ状態でバックに回ろうとして場外に出ても問題はない。
押し出しのノーポイントが厳格になった。
■フリースタイルの反則について
フリースタイルでも「○+2」は成立する。
① デンジャーポジッションで場外に逃げた場合。
② 反則(コスチューム等)によってバックに回れない場合。
■グレコのルールについて
片腕で首をまく行為は反則
押し出しのノーポイントが厳格になった。