【記録】年度別団体戦優勝大学…山梨学院大は３度目の二冠制覇

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　現在、大学の年間の団体戦は、東日本で３大会、西日本で４大会（2010年までは全日本学生王座決定戦があり、東が４大会、西が５大会）。そのすべてを制する“グランドスラム”は、“不滅の金字塔”と言える記録だろう。

　1989年に全日本大学グレコローマン選手権が始まったあと、これを達成したのは日体大だけで、1990年、1993年、1994年に３度記録している。しかし、以後21年間、“あと１大会”という大学はあったが、誕生していない。

　群雄割拠の近年は、二冠を制するのも至難の業（わざ）のようで、2011年から昨年までの４年間は、東日本学生リーグ戦、全日本大学グレコローマン選手権、全日本大学選手権の３大会すべてで優勝大学が違っていた。

　今年、山梨学院大が二冠を制したのは、全日本学生王座決定戦があった2010年に拓大が三冠を制した以来の“快挙”となる。山梨学院大は1999年に全日本学生王座決定戦と全日本大学選手権、2008年に東日本学生リーグ戦と全日本大学グレコローマン選手権を制しており、３度目の二冠制覇となる。

　このまま“グランドスラム”への道を突き進むか？　他大学が再び群雄割拠の時代を呼び戻すか？　西日本からの反撃はあるか？

■各団体戦の優勝大学（1989年～）

東リーグ戦＝東日本学生リーグ戦、学生王座＝全日本学生王座決定戦、大学G選手権＝全日本大学グレコローマン選手権、大学選手権＝全日本大学選手権、西リーグ戦＝西日本学生リーグ戦