【全日本大学選手権・最終日】木下貴輪とオレッグ・ボルチンが勝ち、山梨学院大が３年ぶりに団体優勝
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
年間の団体戦２大会で勝ち、指で「２」をつくって喜ぶ山梨学院大選手
木下は２回戦で昨年65kg級優勝の高谷大地（拓大）をラスト数秒で逆転勝ち。決勝は昨年70kg級優勝の多胡島伸佳（早大）を破って進出してきた松尾侑亮（専大）を４－０で下し初優勝。８月の全日本学生選手権に続いて今季の二冠を制覇した。ボルチンは５試合をテクニカルフォールで勝つ圧勝で、３年連続優勝を達成した。
86kg級は松坂誠應（日体大）が全日本学生選手権に続いて優勝し、61kg級も学生王者の有元伸悟（近大）が優勝。西日本の大学からは、1983年の石森宏一（大体大）以来、32年ぶりの学生二冠を制覇した。
大学対抗得点の２位は、１階級で優勝した日体大が全階級で５位以内に入り、52点をマークして入った。３位は２階級で優勝した昨年優勝の日大。
大会の最優秀選手に与えられる文部科学大臣賞は、前日57kg級で優勝した高橋侑希（山梨学院大）が受賞した。この日は馳浩文部科学大臣が、大臣就任後、初めてレスリング会場を訪れ、試合を観戦した。
各階級の成績は下記の通り。
 試合開始前にあいさつする馳浩文部科学大臣 |
 70kg級で優勝し、山梨学院大の優勝を近づけた木下貴輪 |
《トーナメント表》
| 57kg | 61kg | 65kg | 70kg | 74kg | 86kg | 97kg | 125kg |
| 入賞者一覧表 | 大学別得点 |
《大学対抗得点》
［1］山梨学院大 53･5点、［2］日体大 52点、［3］日大 36･5点、［4］早大 30点、［5］国士舘大 28点、［6］専大 25･5点、［7］近大 21･5点、［8］拓大 16･5点
【61kg級】＝29選手出場
▼決勝
有元伸悟（近大）○［Ｔフォール、2:42=10-0］●葛西飛駿（国士舘大）
▼３位決定戦
上野慎太郎（日体大）○［Ｔフォール、1:39=10-0］●猪口薫（青山学院大）
吉川航平（早大）○［４－３］●荻原皐希（専大）
▼準決勝
有元伸悟（近大）○［Ｔフォール、4:21=10-0］●猪口薫（青山学院大）
葛西飛駿（国士舘大）○［４－３］●荻原皐希（専大）
《７位以下順位》［7］仁木陽介（中京学院大）、［8］前田頼夢（日大）
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【70kg級】＝25選手出場
▼決勝
木下貴輪（山梨学院大）○［４－０］●松尾侑亮（専大）
▼３位決定戦
多胡島伸佳（早大）○［Ｔフォール、4:24=10-0］●伊藤真也（国士舘大）
高谷大地（拓大）○［Ｔフォール、1:15=10-0］●中村百次郎（日体大）
▼準決勝
松尾侑亮（専大）○［４－２］●伊藤真也（国士舘大）
木下貴輪（山梨学院大）○［８－４］●中村百次郎（日体大）
《７位以下順位》［7］深迫友真（徳山大）、［8］南條良典（東洋大）
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【86kg級】＝26選手出場
▼決勝
松坂誠應（日体大）○［２－０］●村山貴裕（大東大）
▼３位決定戦
白井勝太（日大）○［フォール、0:45=4-0］●眞柴翔平（近大）
榎本凌太（同志社大）○［５－３］●大山博貴（明大）
▼準決勝
村山貴裕（大東大）○［２－１］●白井勝太（日大）
松坂誠應（日体大）○［Ｔフォール、5:20=11-0］●大山博貴（明大）
《７位以下順位》［7］吉岡靖典（中大）、［8］雫田真最（専大）
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【125kg級】＝23選手出場
▼決勝
オレッグ・ボルチン（山梨学院大）○［Ｔフォール、1:28=10-0］●山口直人（徳山大）
▼３位決定戦
池田雄人（近大）○［Ｔフォール、4:32=11-0］●今井彰大（立命館大）
奈良勇太（日体大）○［９－３］●橋本翔太（日大）
▼準決勝
山口直人（徳山大）○［４－０］●池田雄人（近大）
オレッグ・ボルチン（山梨学院大）○［Ｔフォール、2:08=13-0］●橋本翔太（日大）
《７位以下順位》［7］山田高義（明大）、［8］黒木柾統（東洋大）
