2015.11.06

米国の世界王者4選手に各5万ドル(約605万円)の報奨金

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 米国レスリング協会は、9月の世界選手権で優勝したジョーダン・バローズ(男子フリースタイル74kg級)、カイル・スナイダー(同97kg級)、ヘレン・マロウリス(女子55kg級)、アデライン・グレイ(同75kg級)の4選手が、「リビング・ザ・ドリーム・メダル基金」から5万ドル(約605万円)の褒賞金を受け取ったことを発表した。

 ジョーダン・バローズは「これだけの大金を手にしたことはない。米国のレスリング界は明るい未来が開けている。私にとっても大きいが、将来を夢見る若い選手が多くなっていくと思う。それにしても、これだけの金を持って、どうやって空港を通過すればいいのだろうか?(あやしまれる!)」と、喜びを表した。

 米国のレスリング選手は、かつてはオリンピックで金メダルを取っても見返りは多くなかった。日本で今年封切られた映画「フォックスキャッチャー」では、オリンピック金メダリストでも貧困と闘う姿が描かれていた。