※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
今年9月の世界選手権(米国・ラスベガス)のメディア部会は、同選手権の最終報告書を公表。期間中、375メディアが取材に訪れたという。米国が200社で、米国以外が175社。
レスリングの場合、世界選手権であっても取材エリアがあいまいだったり、対メディア対応ができていないのが現状だった。メディア部会は記者席、撮影エリア、取材場所、記者とカメラマンへの食事提供など、すべての面において「最高の対応ができた」と自負。
「今後の指針を確立できた。世界レスリング連盟(UWW)のあらゆる大会は、今回私たちが示した方策を続け、競技の発展のためマスコミを大切にしてほしい」と訴えている。
米国レスリング協会は現在、国際オリンピック委員会(IOC)の元広報委員会メンバー、ボブ・コンドロン氏(Bob Condron)を広報担当に迎え、対メディア対応に力を入れている。コンドロン氏は2013年にレスリングがオリンピックからの除外危機を迎えた時、米国レスリング協会のリクエストに応じて国際レスリング連盟(FILA=現UWW)本部のあるスイスに約半年間滞在し、FILAの広報体制を立て直した。
![]() レスリング史上最大規模で行われた今年の世界選手権 |
![]() 145の席が用意された記者席。記者・カメラマンに食事が提供された世界選手権は初めて |