※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
偉業に挑むバイリャル・マホフ(ロシア)
ロシア・レスリング協会のホームページは、今年の世界選手権(米国)の両スタイル最重量級で銅メダルを取ったバイリャル・マホフ(ロシア)が、来年も両スタイルでロシア選手権に出場し、オリンピック出場、オリンピックでの両スタイル制覇を目指す計画であることを報じた。
マホフは。2007年に20歳でフリースタイル120kg級を制し、2009・10年も優勝。2012年ロンドン・オリンピックで3位になったあと、グレローマンに転向して2014年世界選手権で3位に入賞した。
今年は両スタイルで世界選手権に出場し、ともに銅メダルを獲得。1973年のジャン・カールソン(スウェーデン)以来という世界選手権での両スタイルでのメダル獲得を達成した。
オリンピックでの両スタイル・メダル獲得は、1932年ロサンゼルス大会でイバー・ヨハンソン(スウェーデン)がグレコローマン72kg級とフリースタイル79kg級を制し、1960年ローマ大会の両スタイル87kg以上級でウイルフリード・デードリッヒ(当時西ドイツ)がフリースタイルで優勝、グレコローマンで2位という記録がある。