2015.10.14

世界選手権など主要国際大会の開催地決定方法が変更

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 オリンピック専門サイト「inside the games」は10月12日、2018年以降の世界レスリング連盟(UWW)の主要国際大会(世界選手権、ワールドカップ、カデットとジュニアの世界選手権と大陸選手権、ゴールデンGPなど)の開催場所の決定手順が新しくなることを報じた。

 これまでは、複数の立候補都市の中から理由が示されないまま決定されていた感じだったが、今後はオリンピック開催地の決定方法同様、立候補都市の開催能力やレスリングへの貢献度、人気などの評価がなされたうえで、決定に透明性を持たせる手順を踏むもよう。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)の掲げる「アジェンダ2020」(オリンピック改革案)に沿い、大会開催がレスリングとその都市に大きな恩恵をもたらし、強固なパートナーシップを築けることを考慮するという。

 ウェブで入札が行われ、2018年から3年間については来年4月1日に受付を締め切り、リオデジャネイロ・オリンピックの期間中に最終プレゼンテーションを行うなどして決定される。

 UWWのネナド・ラロビッチ会長(セルビア)は「新しい開催都市決定手順は、レスリングと開催都市とに長期的なパートナーシップを構築するものとなる。それはレスリングを成長させ、世界中の現在および新しいファンへの推進力になる」とコメントした。

 なお、UWWから2017年の主要イベント日程は発表されていないが、同サイトは、世界選手権は2024年オリンピックに立候補したフランス・パリに「決定している」と報じている。