※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
66kg級で実現した59kg級の黄金カード、太田忍(赤=山口・日体大)が倉本一真(滋賀・自衛隊)を破る
成年66kg級は見ごたえがある試合が続いた。9月の世界選手権(米国・ラスベガス)代表の泉武志(愛媛・一宮グループ)が第1シードとして登場。準々決勝で全日本選手権3位の高橋昭五(兵庫・日体大)を4-4の同点ながらビッグポイント差でしのぎベスト4に進出した。
同級で全日本選手権59kg級の決勝カードだった太田忍(山口・日体大)と倉本一真(滋賀・自衛隊)の一戦が実現。太田が倉本を4-0で破って全日本選手権のリベンジをするとともに、国体3連覇へ向けて弾みをつけた。準決勝では泉と太田が激突する。
一方、昨年の世界選手権代表の音泉秀幸(香川・ALSOK)は、初戦で城戸義貴(熊本・自衛隊)にテクニカルフォール負け。その城戸は準々決勝で川瀬克祥(三重・日体大)に5-6で敗れた。 成年98kg級は大坂昂(秋田・三菱電機)が世界選手権代表の米平安寛(宮崎・三恵海運)を破る
世界選手権代表は泉のほか、98kg級の米平安寛(宮崎・三恵海運)と130kg級の園田新(滋賀・拓大)が出場。園田は順当勝ちしたが、米平は初戦で全日本選手権3位の大坂昴(秋田・三菱電機)に1-2で敗れた。
75kg級は地元和歌山の阪部創(和歌山・神大)が初戦で66kg級全日本選抜王者の井上智裕(兵庫・三恵海運)を下して勝ち進んだ。
少年の部は、60kg級の成國大志(三重・いなべ総合学園)ら第1シード選手がほぼ勝ち上がった。
各階級の成績は下記の通り。(文・撮影=増渕由気子)
《成年グレコローマン》
59kg | 66kg | 71kg | 75kg | 85kg | 98kg | 130kg |
《少年グレコローマン》
50kg | 55kg | 60kg | 66kg | 74kg | 84kg | 96kg | 120kg |