※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
帰国会見に臨んだ女子メダリスト
その後、女子5選手と栄和人強化本部長が記者会見へ。栄本部長が「5選手はオリンピック代表に内定すると思う(注=12月の全日本選手権に出場することで内定)。いっそう努力して、リオデジャネイロ・オリンピックの金メダルを目指してほしい」と期待し、各選手が大会を振り返るとともに、来年へ向けての抱負を話した。
空港へは、日本協会の福田富昭会長が、男子の不振の責任をとり、かつて試合に負けた時に髪の毛を剃ることで有名な八田イズムの真骨頂の姿で登場。女子の健闘をたたえた後、「男子は情けない限り。たくさんの期待を受け、強化費などで公金をいただきながら、この成績で申し訳ない」と謝罪。
「体力と技術が他国に比べて劣っていない。闘う精神力が足りない」と分析し、戦後初参加した1952年ヘルシンキ・オリンピック以来続いている男子のメダル獲得の伝統を守るべく、来年へ向けて全力を尽くすことを誓った。
一部で報じられ、会見の冒頭でも栄和人強化本部長が進退伺いを出すことを口にしたが、「現在のコーチで建て直す。巻き返しをしてもらう」と話した。
会見後は高田裕司専務理事も含め、男子フリースタイルと女子のコーチを集めて緊急ミーティングを行った。
なお、男子グレコローマンは11日に帰国済み。20日は今大会の反省をもとに、出直しの合同練習を行う。
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