※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(取材=池田安佑美) 初戦で世界王者と対戦した98kg級の米平安寛(三恵海運)
全日本合宿ではグラウンドの切りだけを練習することもあるほど力を入れてきたが、及ばなかった。全体としては、先にパッシブを取れなかったのが痛手だった。押し負けたわけじゃないが、先にやられていたし、組み手も負けていた。技術面、体力面ともに劣っているので、この結果を受け止めて、克服できるように頑張りたい。
初戦で去年の世界チャンピオンと対戦した。初めは少しびびってしまったが、実際に組み合って力を知ることができた。対戦できたことはよかった。腕取りからの攻撃の時に体幹がぶれず、足の力をしっかりと伝えていた。
世界選手権に来させてもらったのに(注=第一人者の斎川哲克の負傷で全日本選抜選手権を途中棄権し、繰り上がり代表のような気持ちのため)、このような結果に申し訳ありません。11月にドイツ遠征に行かせていただくので、しっかり練習してリオデジャネイロに行きたいです」