※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子日本選手として4人目のカデット世界王者に輝いた乙黒拓斗(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)
乙黒は2回戦からエストニア、ウクライナ、イランの選手を撃破。決勝でアバスガジ・マゴメドフ(ロシア)を13-6で下し、金メダルを獲得した。世界カデット選手権は3度目の出場で、2013年3位(46kg級)、14年11位(50kg級)を経ての栄冠。国際大会では昨年のアジア・カデット選手権に続く優勝となった。
63kg級の逆井琉偉(埼玉・花咲徳栄高)は敗者復活戦を経て3位決定戦へ進んだが、アゼルバイジャン選手に敗れてメダルを逃した。
100kg級の二ノ宮寛斗(岐阜・岐南工高)は1回戦を勝ったものの、2回戦で黒星。46kg級の田中開偉(和歌山・新宮ジュニア)と76kg級の八木海里(埼玉・埼玉栄高)は初戦で敗れ、3選手とも敗者復活戦に回れなかった。
日本は「金1・銀1・銅1」を獲得し、昨年の「銅3」を上回った。国別対抗得点は35点で6位。昨年の7位から順位を上げた。
各選手の成績は下記の通り。(写真提供:保高幸子=UWWオフィシャルカメラマン)
※敗者復活戦=決勝へ進んだ選手に敗れた場合に敗者復活戦へ回ることができる。最高で3位の道がつながる。
◎男子フリースタイル
【46kg級】田中開偉(和歌山・新宮ジュニア) 26位=26選手出場
1回戦 ●[Tフォール、3:41=0-12]Arsen Harutyunyan(アルメニア)
※敗者復活戦へ回れず
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【54kg級】乙黒拓斗(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高) 優勝=25選手出場
決 勝 ○[13-6]Abasgadzhi Magomedov(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、1:17=10-0]Hamed Siyahdoolan」(イラン)
3回戦 ○[フォール、0:40=5-0]Gevorg Abraamian(ウクライナ)
2回戦 ○[Tフォール、1:31=11-0]Kevin Ervald(エストニア)
1回戦 BYE
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【63kg級】逆井琉偉(埼玉・花咲徳栄高) 5位=24選手出場
3決戦 ●[2-6]Orkhan Abbasov(アゼルバイジャン)
敗復戦 ○[フォール、1:28=4-0]Durgut Tasim(ブルガリア)
3回戦 ●[3-7]Khayrula Nuradinov(ロシア)
2回戦 ○[Tフォール、2:51=10-0]Ivars Samusonoks(ラトビア)
1回戦 ○[5-2]Ulan Tolegen(カザフスタン)
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【76kg級】八木海里(埼玉・埼玉栄高) 24位=26選手出場
1回戦 ●[フォール、3:09=0-3]Daniyar Meldebek(カザフスタン)
※敗者復活戦へ回れず
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【100kg級】二ノ宮寛斗(岐阜・岐南工高) 9位=22選手出場
2回戦 ●[5-7]Naeiim Hassanzadeh(イラン)
1回戦 ○[フォール、0:29=4-0]Anton Zlatkov(ブルガリア)
※敗者復活戦へ回れず
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《国別対抗得点》
[1]ロシア 90点
[2]イラン 65点
[3]米国 55点
[4]アゼルバイジャン 52点
[5]インド 37点
[6]日本 35点