※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
健闘した男子グレコローマン・チーム
清水はジョージア(グルジア)とモルドバの選手を破ったあと、ロシアの選手に黒星。敗者復活戦で欧州カデット選手権5位のアショト・ムキタリャン(アルメニア)を破ったものの、3位決定戦でダスタンベク・アルパミス(カザフスタン)に敗れた。
稲葉は初戦の2回戦でアジア・カデット選手権3位のラスール・バイラモフ(トルクメニスタン)を破り、3回戦でもインド選手に勝ったが、準決勝で同3位のツルベク・ティルカシェフ(ウズベキスタン)に黒星。3位決定戦もサルタン・オルザス(カザフスタン)に破れ、メダルを逃した。
69kg級の前田明都(埼玉・花咲徳栄高)と76kg級の林雷(山梨・韮崎工高)は、ともに初戦を勝ったものの、続く試合で敗れて敗者復活戦へ回れなかった。85kg級の松澤大樹(宮崎・宮崎日大高)は初戦の2回戦と敗者復活戦で連敗。
男子グレコローマンはこの日で終了。日本は前日の5位1選手と合わせ、3階級で5位に入賞し、昨年の5位1選手を上回った。国別対抗得点は20点で12位だった。1位は2階級で勝ったロシア(69点)、2位は3階級制覇のイラン(41点)だった。
各選手の成績は下記の通り。(撮影=筒井穣)
![]() 敗者復活戦でフォール勝ちの42kg級・清水賢亮(北海道・帯広北高) |
![]() 初戦でトルクメニスタンを破った46kg級の稲葉海人(山梨・韮崎工高) |
■敗者復活戦=敗れた相手が決勝へ進出した場合、敗者復活戦へ回ることができ、最高で3位の道がつながる。
◎男子グレコローマン
【42kg級】清水賢亮(北海道・帯広北高) 5位=20選手出場
3決戦 ●[1-4]Alpamys Dastanbek(カザフスタン)
敗復戦 ○[フォール、6-0]Mkhitryan Ashott(アルメニア)
3回戦 ●[Tフォール、2:14=0-12]Abu Liviu Amev(ロシア)
2回戦 ○[4-4]Artiom Deleanu(モルドバ)
1回戦 ○[4-4]Irakli Nakashia(ジョージア=グルジア)
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【46kg級】稲葉海人(山梨・韮崎工高) 5位=19選手出場
3決戦 ● [4-6]Sultan Olzhas(カザフスタン)
準決勝 ●[フォール、2:34=1-8]Turabek Tirkashev(ウズベキスタン)
3回戦 ○[6-0]Manoj Manoj(インド)
2回戦 ○[フォール、2:39=6-4]Resul Bayramov(トルクメニスタン)
1回戦 BYE
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【69kg級】前田明都(埼玉・花咲徳栄高) 27選手出場
3回戦 ●[フォール、3:33=4-8]Kerim Yilmaz(トルコ)
2回戦 ○[フォール、2:36=5-0]Malik Kuldeep(インド)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず
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【76kg級】林雷(山梨・韮崎工高) 25選手出場
2回戦 ●[1-6]Jozef Rohaly(スロバキア)
1回戦 ○[4-2]Moslem Moradi(イラン)
※敗者復活戦へ回れず
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【85kg級】松澤大樹(宮崎・宮崎日大高) 24選手出場
敗復戦 ●[フォール、1:36=0-7]Roman Chalupa(チェコ)
2回戦 ●[Tフォール、2:28=0-8]Markus Ragginger(オーストリア)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]ロシア 69点
[2]イラン 41点
[3]トルコ 39点
[4]ジョージア(グルジア) 38点
[5]カザフスタン 35点
[6]アルメニア 33点
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[12]日本 20点