2015.08.26

【2015年世界選手権/日本代表選手・略歴】女子63kg級・川井梨紗子(至学館大)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

女子63kg級・川井梨紗子(かわい・りさこ=至学館大)


【生年月日(年齢)・出身地】1994年11月21日生まれ(20歳)。石川県出身。

【出身クラブ・出身校】石川・金沢ジュニア教室。愛知・至学館高卒。

【所属】至学館大

【身長】160cm

【成績】父・孝人さんは日体大OBで、1989年の男子グレコローマン74kg級学生二冠王者(全日本学生王者、全日本大学グレコローマン選手権)、母・初江さんは1989年世界選手権代表。金沢ジュニア教室で小学校2年生の時からレスリングを始めるが、全国少年少女選手権は小学校6年生(2006年)の2位が最高。目立った選手ではなかった。中学では、2年生の時(2008年)の全国中学生選手権46kg級5位を経て、2009年の41kg級で初の全国一を経験した。

 愛知・至学館高へ進み、2年生の時(2011年)の世界カデット選手権52kg級に出場して優勝。同年全日本選手権は3位と急速に力を伸ばした。2012年にヤリギン国際大会(ロシア)、クリッパン女子国際大会(スウェーデン)に連続優勝するなどシニアの世界でも台頭し、同年の全日本選抜選手権51kg級で優勝し、世界女子選手権に初出場して7位。

 2013年は主に55kg級、階級区分の変わった2014年からは58kg級で闘う。国内の同世代の大会で優勝を重ねるとともに、2013・14年の世界ジュニア選手権で連続優勝、2014年のアジア選手権優勝、2014・15年ワールドカップで全勝など世界のトップレベルの実力を見せた。

 2015年春、63kg級でリオデジャネイロ・オリンピックを目指すことを決意。全日本選抜選手権で優勝し、同級の代表に選出された。

2009年ジュニアクイーンズカップに出場した川井(2位)

2009年全国中学生選手権で初の全国タイトル獲得=撮影・矢吹建夫