※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子グレコローマン75kg級・金久保武大(かなくぼ・たけひろ=ALSOK)
金久保武大(ALSOK)
【出身校】東京・東海大付属高輪台高~日体大卒。
【所属】ALSOK
【身長】174cm
【成績】高校時代は柔道の選手。日体大に進学してからレスリングに取り組む。2年生(2006年)の東日本学生春季新人選手権で3位、2007年全日本学生選手権3位と一歩ずつ階段を昇り、2008年全日本学生選手権で前年のアジア選手権代表を破って優勝。同年の全日本選手権は2位に躍進した。
2009年の全日本選抜選手権で初優勝したが、プレーオフで敗れて世界選手権出場はならず。2009年秋、日体大選手の不祥事によってチームが出場停止となり、日体大大学院に通っていた金久保も処分の対象へ。大会出場ができなくなる不運に見舞われた。
アクシデントを乗り越え、2010年、日本代表選手の負傷辞退による繰り上げ出場だったが世界選手権に初出場し5位。2011年世界選手権にも出場した(23位)。2012年はアジア選手権2位のあと、ロンドン・オリンピックの最終予選に出場したが、突破できなかった。
その後、2013年世界選手権に出場。2014年は全日本選抜選手権で勝ち、世界選手権ではなくアジア大会出場を選んで銀メダルを獲得した。同年の全日本選手権で初優勝。
2015年はアジア選手権に出場したが初戦敗退だった。
![]() 初の全日本遠征に参加した金久保(青)。対戦相手は鶴巻宰だった=2009年2月、ニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア) |
![]() 初種t場で5位に入賞した2010年世界選手権(闘っているのは昨年の世界王者アルセン・ジュルファラキャン=アルメニア)=撮影・矢吹建夫 |