※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
昨年の世界王者ヤン・ギョンイル(北朝鮮)。今年は出場してくるか?=撮影・保高幸子
昨年2位のウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア=グルジア、24歳)は2012年ロンドン・オリンピック55kg級2位の選手。先月、ステファン・サルグシャン国際大会(アルメニア)で優勝と力を維持している。
昨年3位のハサン・ラヒミ(イラン=26歳)は、直後のアジア大会は8位と不調だったが、今年はワールドカップのメンバーに選ばれている。ただ、同じW杯のメンバーでタクティカップ(イラン)優勝、アジア選手権3位のユーネス・サルマスティディザジ(20歳)の抜てきも考えられる。
昨年9位に終わったが、2010・11年55kg級世界王者のビクトル・レベデフ(ロシア=27歳)が1月のヤリギン国際大会(ロシア)優勝、欧州大会優勝と調子を上げている。優勝戦線に加わってくる可能性は十分。
昨年3位でパンアメリカン大会優勝ののヨウリス・ボンネ・ロドリゲス(キューバ=31歳)。昨年5位でアジア選手権優勝のベクバヤール・エルデネバト(モンゴル=大会時23歳)らも上位を狙う。昨年5位の高橋侑希(山梨学院大)も先頭集団にいることは間違いない。
■UWW(世界レスリング連盟)ランキング=2015年7月末時点
[1]Yang Kyong-Il(北朝鮮)=世界選手権優勝
[2]Viktor Lebedev(ロシア)=欧州大会優勝
[3]Yowlys Bonne Rodriguez(キューバ)=パンアメリカン大会優勝
[4]Hassan Rahimi(イラン)=ワールドカップ団体2位
[5]Erdennebat Bekhbayar(モンゴル)=アジア選手権優勝
[6]Jong Hak-Jin(北朝鮮)=アジア選手権5位
[7]Ismail Musukaev(ロシア)=アリ・アリエフ国際大会優勝
[8]Vladimir Khinchegashvili(ジョージア=グルジア)=ステファン・サルキシアン国際大会優勝
[9]Sezer Akgul(トルコ)=欧州大会3位
[10]Samat Nadyrbek Uulu(キルギス)=アジア選手権2位
■2014年世界選手権成績
[1]Yang Kyong-Il(北朝鮮)
[2]Vladimir Khinchegashvili(ジョージア=グルジア)
[3]Hassan Rahimi(イラン)
〃 Vladislav Andreev(ベラルーシ)
[5]高橋侑希(日本)
〃 Bekhbayar Erdenebat(モンゴル)
[7]Akhmednabi Gvarzatilov(アゼルバイジャン)
[8]Mehmed Feraim(ブルガリア)