※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(6月19日、東京・代々木競技場第2体育館)
■男子フリースタイル65kg級・石田智嗣(警視庁=激戦階級を制して初の世界選手権出場を確実に)「去年に続いて優勝できてホッとしています。(闘った3人の)世界選手権代表は、それぞれ素晴らしい技術をもっていたので非常に勉強になりました。1回戦から決勝まで集中力を保てて勝ち抜けました。この激戦階級でも(自分の)レスリングができているので、長所を生かして世界選手権でも金メダルを目指して頑張りたいです。オリンピック出場枠を意識してしまうと、5位や3位でもオリンピックの枠は取れるので、世界選手権では優勝を目指します」
男子フリースタイル97kg級・山口剛(ブシロード)
■男子フリースタイル125kg級・荒木田進謙(警視庁=順当勝ちと言える優勝)「勝てたことにほっとしている。でも、取らなくちゃいけない時に取れなかったり、もう少し踏み込んだらチャンスを広げられるところで踏み込めなかったりし、少し残念なところもありました。去年のアジア大会は、たまたま組み合わせが良く、調子も良かったので3位になれた。世界選手権では実力でメダルを獲ってオリンピックを決めたい」
■男子グレコローマン71kg級・花山和寛(自衛隊=決勝で愛媛・八幡山工高の後輩、近藤雅貴を下して優勝)「リラックスしていこうと思って、油断して先制されてしまった。後半は練習してきたことが出せたけど、近藤選手とは何度もやっているので、やはりやりづらかった。これからは、まずは71kg級でレベルアップして、いずれはクラスを変えてオリンピックを目指したい」
男子グレコローマン130kg級・園田新(拓大)
■男子グレコローマン130kg級・園田新(拓大=昨年に続く世界選手権出場を確実に)「世界選手権やオリンピックに向けていいスタートになった。全試合8-0のテクニカルフォールという結果は、今の僕の実力なら当たりまえだと思っています。今日は、自分のレスリングができた。前回の天皇杯(全日本選手権)のように(ふがいない試合に)ならなくてよかった。これを続け、世界選手権に向けて練習してオリンピックに向けて頑張ります。今後は、体力面と精神面を強化していきたいです」
■女子55kg級・木村安里(群馬大=5月のアジア選手権優勝に続く快挙)「決勝は試合前から思い切りやろうと思っていたので、取られても取り返そうという気持ちで逆転できた。最後に受けに回ってしまったところは反省しないといけない。(国立大生として初めて全日本選抜選手権で優勝したことについて)部員は2人、女子は1人しかいないけど、OBの力を借りて練習しています。世界選手権出場が決まったら、優勝できるようにがんばります」
■女子60kg級 栄希和(至学館大=決勝はラスト1秒で逆転勝ち)「今日がお父さん(栄和人強化本部長)の誕生日なので、その日に優勝できてうれしいです。(試合の終盤)リードされていましたが、最後まであきらめないようにしました。今年の冬はけがで海外遠征は行けなかったけど、ウエートトレーニングなどをして力をつけました。(父母子の世界選手権出場が世界初とうことは)ホームページで知りました。2人に続けていけたらいいな、と思っています。もし世界選手権代表になったら、自分の出せる力を精いっぱい出して頑張りたいです」
■女子75kg級・鈴木博恵(クリナップ=全日本選手権に続く優勝)「これで世界選手権が決まったと思うので、メダルを獲ってオリンピックを決めたい。今まで出場した世界選手権でメダルはないけど、ちょっとずつ順位は上がっている。他の大会では優勝もして、手ごたえはある。細かい技術は(世界に)通用すると思うので、あと3ヶ月、絶対に勝てるという練習をして世界選手権に臨みたい」