※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2016年リオデジャネイロ・オリンピックにおける世界レスリング連盟(UWW)の出場枠獲得システム、および日本協会の代表選考方法は下記の通り。
◎代表枠獲得システム
■第1ステージ:2015年世界選手権(9月7~13日、米国・ラスベガス)
各階級上位6選手が出場枠を獲得(18階級×6選手=108選手が出場枠獲得)。
■第2ステージ:アジア予選(3月18~20日:カザフスタン・アスタナ)
各階級とも上位2選手が出場枠を獲得(4地域×18階級×2選手=144選手が出場枠獲得)。
■第3ステージ:世界予選第1戦(4月22~24日、モンゴル・ウランバートル)
男子各スタイルの各階級は上位3選手、女子は各階級上位2選手が出場枠を獲得(男子は12階級×3選手、女子は6階級×2選手の計48選手が出場枠を獲得)。
■第4ステージ:世界予選第2戦(5月6~8日、トルコ・イスタンブール)
各階級とも上位2選手が出場枠を獲得(18階級×2選手=36選手が出場枠を獲得)。
◎日本代表決定方法
【男子】
《2015年世界選手権で枠を獲得した階級》
1.世界選手権大会で3位以内の者は全日本選手権大会出場で五輪代表に内定とする。
2.世界選手権大会5位の者は全日本選手権大会優勝で五輪代表に内定とする。
3.世界選手権大会5位の者が全日本選手権大会で優勝出来なかった場合は、全日本選手権大会優勝者と当日中にプレーオフを実施し勝者を五輪代表に内定とする。
4.世界選手権大会5位の者が全日本選手権大会に不出場の場合(怪我等の理由)全日本選手権大会優勝者と後日プレーオフを実施し勝者を五輪代表に内定とする(2勝先取、クイーンズカップ大会時に選考試合を実施する予定)
《2015年世界選手権で枠を獲得出来なかった階級》
※ 全日本選手権大会優勝者を3つの予選の内2つを選択させる。全日本選手権大会2位の者を残りの大会に出場させる。ただし、全日本選手権大会において1位と2位の実力差がある階級は強化委員会からの上申により、理事会での承認を得て1位の者を全予選に派遣する。
1.全日本選手権大会優勝者が枠を獲得した場合は五輪代表に内定とする。
2.全日本選手権大会2位の者が枠を獲得した場合は、2015 年全日本選手権大会優勝者と2名でプレーオフを実施し勝者を五輪代表に内定とする(全日本選抜選手権大会時に実施する)。
3.全日本2位で枠を獲得した者が全日本選抜選手権大会に不出場の場合、全日本選手権大会の優勝者と1ヶ月以内にプレーオフを実施し勝者を五輪代表に内定とする(五輪世界予選会において怪我をした場合に限る。予選会後の怪我は認めない。1回勝負)
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【女子】
■2015 年9 月世界選手権大会にて
① 代表選手がメダル(出場枠)を獲得した場合 →2015 年12 月天皇杯に出場した時点で内定する。(計量のみは不可)
② 代表選手がメダル獲得なしで出場枠のみ獲得した場合
(1)代表選手が2015 年12 月天皇杯で優勝したら内定する。
(2)代表選手と2015 年12 月天皇杯優勝者が異なった場合、この2選手から女子強化委員会で選手を選考する。
③ 代表選手が出場枠を獲得できなかった場合
2015 天皇杯優勝者に2016 アジア大陸予選の出場権利を与える。
■2016 年アジア大陸予選にて
④ 代表選手が出場枠を獲得した場合、
2015 年世界代表選手とアジア大陸予選代表選手から五輪代表選手を女子強化委員会で選考する。
⑤ 代表選手が出場枠を獲得できなかった場合
五輪トライアル大会に派遣する選手は、状況を判断し、女子強化委員会で選考する。
■2016年 五輪予選大会にて
⑥ トライアル大会で代表枠を獲得した場合、
トライアル大会はレベルが下がるため、世界代表、アジア大陸予選代表も含め、女子強化委員会で選考する。