2015.06.13

強豪が順当に勝ち進む…沼尻直杯全国中学生選手権第1日

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 第41回沼尻直杯全国中学生選手権は6月13日、茨城県水戸市・茨城県立スポーツセンターに男女556選手が参加して開幕。初日は各階級のベスト8以上がでそろった。

 昨年38kg級で優勝を飾った森川海舟(東京・日野学園)は2階級上の47kg級にエントリーし、3試合を勝ち抜いてベスト8に進出。階級をまたいでの2連覇に大きく前進した。開会式で選手宣誓を行った男子73kg級の第1シード、奥井真吉(茨城・竹来)も初戦をテクニカルフォールで圧勝し、初タイトルへ幸先のいいスタートを切った。

 第1回から毎年会場となっていた同スポーツセンターは、2019年茨城国体に向けて今年9月から建て替え工事に入るため、今回が使い納めの大会となる。開会式で祝辞を述べた茨城県協会の田山東湖会長は「この会場は国体会場として生まれ変わることが決まっています。41回まで長きにわって全中が行われてきた思い出のこの体育館は、今回が最後です。悔いがないように戦ってほしい」と選手たちを激励した。

 この大会は1975年6月15日、ドミニカ共和国で行われる世界少年選手権の予選を兼ねて第1回大会がスタート。以来、同所で続いてきた。第1回大会の参加は64選手だった。(文・撮影=増渕由気子)


《第1日終了時・結果》

 男 子  38kg 42kg 47kg 53kg 59kg 66kg 73kg 85kg 110kg
 女 子  34kg 37kg 40kg 44kg 48kg 52kg 57kg 62kg 70kg