2015.06.05

【6・19~21明治杯全日本選抜選手権・展望(3)】アジア大会3位の荒木田進謙(警視庁)が実力発揮するか…男子フリースタイル125kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

《場所》東京・代々木競技場第2体育館 / 《大会日程》

男子フリースタイル 57kg 61kg 65kg 70kg 74kg 86kg 97kg 125kg
男子グレコローマン 59kg 66kg 71kg 75kg 80kg 85kg 98kg 130kg
  女   子   48kg 53kg 55kg 58kg 60kg 63kg 69kg 75kg

 【男子フリースタイル125kg級展望】=9選手(6月19日実施)

 全日本選手権5度優勝の荒木田進謙(警視庁)が実力を見せるか。昨年のアジア大会(韓国)で、日本フリースタイルの最重量級としては9大会36年ぶりのメダル(銅)を獲得し、今年3月のモンゴル・オープンでも銀メダル獲得。着実に実力をアップさせている。5月のアジア選手権(カタール)は結果を出せなかっただけに、国内でしっかり勝って再スタートを切りたいところ。

 全日本社会人選手権優勝で全日本選手権2位の金澤勝利(自衛隊)や、全日本選手権3位の田中哲矢(自衛隊)、昨年の高校五冠(全国高校選抜大会、JOC杯ジュニア、インターハイ、全国高校生グレコローマン選手権、国体)を制し、今年のJOC杯ジュニア120kg級も勝った山本泰輝(拓大)が、荒木田のが城を崩せるか。

 2010年世界選手権(ロシア)120kg級の代表の下中隆広(横浜刑務所)は、ドーピング違反による出場停止が解けて全日本選手権で復帰した(5位)。実戦を経験し、復帰2戦目となる今大会が正念場だ。

《2014年全日本選手権成績》《2014年全日本選抜選手権成績》《2013年全日本選手権成績》

《歴代優勝選手》=男子グレコローマン 男子フリースタイル女子


 ◎エントリー選手

※全日本選手権4位以内以外はアイウエオ順

荒木田進謙(警視庁)

金澤勝利(自衛隊)

田中哲矢(自衛隊)

《2014年全日本選手権1位》                                                                                
荒木田 進謙(あらきだ・のぶよし=警視庁)
1988年3月26日生まれ、27歳。青森県出身。青森・光星学院高卒。180cm。2014年アジア大会3位    

《2014年全日本選手権2位》                                                                                
金澤 勝利(かなざわ・かつとし=自衛隊)
1990年6月21日生まれ、24歳。岩手県出身。岩手・種市高~山梨学院大卒。178cm。2014年全日本社会人選手権優勝    

《2014年全日本選手権3位》                                                                                
田中 哲矢(たなか・てつや=自衛隊)
1992年1月18日生まれ、23歳。鹿児島県出身。鹿児島・鹿屋中央高~大東大卒。176cm。    

《2014年全日本選手権4位》                                                                                
鈴木 啓仁(すずき・よしひと=ワセダクラブ)
1988年6月28日生まれ、26歳。京都府出身。京都・南京都高~早大卒。165cm。    2014年全日本社会人選手権3位

下中 隆広(しもなか・たかひろ=横浜刑務所)
1985年9月09日生まれ、29歳。徳島県出身。徳島・池田高~国士舘大卒。180cm。2014年全日本選手権5位

藤田 悠矢(ふじた・ゆうや=中京学院大)
1995年9月07日生まれ、19歳。岡山県出身。岡山・高松農高卒。184cm。2014年全日本選手権5位

松本 徹也(まつもと・てつや=日本文理大)
1993年11月12日生まれ、21歳。宮崎県出身。宮崎・福島高卒。178cm。2014年全日本選手権5位

宮原 将裕(みやはら・まさひろ=大東大)
1996年2月10日生まれ、19歳。千葉県出身。千葉・京葉工高卒。168cm。推薦(2014年東日本学生秋季新人選手権優勝)

山本 泰輝(やまもと・たいき=拓大)
1996年10月18日生まれ、18歳。静岡県出身。静岡・飛龍高卒。180cm。推薦(2014年高校五冠王、2015年JOC杯ジュニア120kg級優勝)