※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
女子の全日本チームが5月22日から新潟・十日町市の桜花レスリング道場で合宿をスタート。23日には十日町後援会との交流会が行われ、今年も変わらぬ支援を受けた。
合宿には、55kg級世界チャンピオンの浜田千穂(クリナップ)がけがのため不参加だったが、吉田沙保里(ALSOK)ら3人の世界チャンピオンも参加。約1ヶ月後に迫った明治杯全日本選抜選手権(6月19~21日、東京・代々木競技場第2体育館)へ向けて追い込みの強化に入った。
木名瀬重夫コーチ(日本協会専任コーチ)は「明治杯までまだ1ヶ月近くあるので、調整ではなく思い切って追い込む練習をさせる」と、この時期の合宿の目的を説明。同所では4月に男子と合同で3泊4日の合宿をやったが、女子だけでの合宿は今年度初めて。「ここで苦しむことによって、充実感や安心感ができる」という効果も期待しての合宿だという。
ジュニアとカデットの世界選手権とアジア選手権に出場予定の選手も参加した。3世代の日本代表選手が混ざっての練習に、「お互いに刺激し合い、いい練習ができている」と木名瀬コーチ。全日本選抜選手権に先立ってアジア・カデット選手権(6月11~14日、インド)も控えており、選手の意識は高まっているという。
合宿は27日まで行われる。