※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【一部Cグループ】(エントリー=日体大 / 専大 / 神奈川大 / 法大) 日体大のキーマンとなるか、松坂誠應(86kg級)
65kg級は全日本学生選手権3位の比江島研吾(4年)、70kg級は全日本大学選手権3位の中村百次郎(4年)、74kg級は2013年東日本学生秋季新人選手権3位の成田竜也(4年)の起用か。
86kg級の櫻庭正義(4年)は負傷によるブランク明けであり、加えて125kg級が不在なので(本来86kg級と97kg級の選手をエントリー)、中量3階級の踏ん張りがなければ予選リーグ突破はないかもしれない。
86kg級にエントリーされている昨年のJOC杯84kg級王者の松坂誠應(3年)が安定した実力を発揮できれば、チームにとって大きな力となる。
専大は57kg級学生二冠王者の中村倫也(3年)を61kg級にエントリーしている。日体大戦でも白星を挙げることができるか。65kg級で全日本大学選手権3位の原田駿(4年)、または2013年全日本学生選手権60kg級2位の伊藤和真(3年)がつなぎ、日体大戦でもここまでで2勝をもくろんでいることだろう。
重量級は、70kg級が魚住彰吾主将(4年)、74kg級が武田光司(2年)、86kg級が与那覇竜太(3年)とグレコローマンで成績を残している選手が並ぶ。スタイルの違いを乗り越えて実力を発揮すれば、リーグ1位奪取もありうる。
神奈川大は、74kg級で東日本学生秋季新人選手権を制した宮近由(3年)、グレコローマンの選手だが86kg級にエントリーされた阪部創主将(4年)を中心に上位を目指す。
法大は昨年の予選リーグで、神奈川大に3-4で敗れて最下位となった。西山慎二主将を中心に盛り上げ、神奈川大へのリベンジを果たしたい。
【一部Dグループ】(エントリー=日大 / 拓大 / 青山学院大 / 中大) 昨年も125kg級に出場し4勝2敗だった山本康稀。今年はどうか。
勝負どころは、74kg級と125kg級だ。74kg級は全日本大学選手権3位の小山内光将(日大4年)と全日本選手権3位の浅井翼(拓大2年)の顔合わせか。
125kg級は、97kg級で全日本大学選手権3連覇などを達成している山本康稀(日大4年)がこの階級で通じるかどうかが焦点。拓大は、グレコローマンの選手だがフリースタイルでも2013年全日本学生選手権3位の実績を持つ園田新(3年)か、高校五冠王者として入学した山本泰輝(1年)のどちらかが出てくるはず。2階級とも勝敗が読みづらい対戦だ。
61、70kg級もどちらが勝利をにぎるか予想できない状況。4階級で勝敗が読めない接戦の闘いになりそう。
青山学院大は、57kg級に国体少年王者の藤田雄大(1年)が加入。グレコローマンの選手だがJOC杯60kg級優勝の難波陽(2年)らとともに軽量級に厚みがある。70kg級で東日本学生秋季新人選手権3位の澤田翔人(3年)らが盛り上げ2強に肉薄したいところ。
中大は86kg級の全日本大学選手権5位の佐藤聖翔(3年)のほか、昨年の東日本秋季新人選手権2位の日坂侃生(3年)ら重量級を中心に上位進出を目指す。