※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
アジア大会に続く銅メダルを獲得した斎川哲克(栃木・足利工高教=右)
98kg級の斎川は1、2回戦でインド選手、ウズベキスタン選手に連勝したが、準決勝で昨年の仁川アジア大会で敗れた肖棣(シアオ・ディ=中国)に黒星。3位決定戦でアジア大会の3位決定戦で勝ったアルスラン・サパルマメドフ(トルクメニスタン)をテクニカルフォールで破った。
130kg級の園田は、初戦の2回戦でアジア大会2位の金龍敏(キム・ヨンミン=韓国)を3-0で撃破したが、準決勝でアジア大会3位の孟強(メン・シアン=中国)に2-8で敗れた。3位決定戦で2010年アジア大会(中国)3位などの実績を持つムラディアン・ツイチエフ(タジギスタン)の投げ技を受けてしまい、フォール負け。メダルを逃した。
66kg級の泉武志(一宮グループ)、75kg級の金久保武大(ALSOK)、80kg級の角雅人(自衛隊)の3選手は、いずれも初戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
泉は1月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)優勝のデメウ・ザドラエフ(カザフスタン)に、金久保はアジア大会2位のディルショド・ツルディエフ(ウズベキスタン)、角は昨年の世界軍隊選手権3位のザスラン・コシャノフ(カザフスタン)にそれぞれ敗れた。
男子グレコローマンは銅メダル3個に終わり、昨年の銀メダル3個に及ばなかった。国別対抗得点は39点で7位に終わった。1位は63点のイランで、カザフスタン(58点)、中国(57点)と続いた。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【66kg級】泉武志(一宮グループ) 7位=11選手出場
2回戦 ●[Tフォール、2:47=0-8]Demeu Zhadrayev(カザフスタン)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず
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【75kg級】金久保武大(ALSOK) 11位=12選手出場
2回戦 ●[Tフォール、5:28=0-8]Dilshodjon Turdiev(ウズベキスタン)
1回戦 BYE
※敗者復活戦へ回れず
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【80kg級】角雅人(自衛隊) 9位=9選手出場
1回戦 ●[フォール、2:24=0-4]Zhassulan Koshanov(カザフスタン)
※敗者復活戦へ回れず
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【98kg級】齋川哲克(栃木・足利工高教) 3位=11選手出場
3決戦 ○[Tフォール、5:25=9-1]Arslan Saparmammedov(トルクメニスタン)
準決勝 ●[2-6]Xiao Di(中国)
2回戦 ○[Tフォール、1:19=8-0]Dilshod Khakimov(ウズベキスタン)
1回戦 ○[Tフォール、1:25=8-0]Hardeep Hardeep(インド)
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【130kg級】園田新(拓大) 5位=12選手出場
3決戦 ●[フォール、0:43=0-4]Morodjon Tuychiev(タジギスタン)
準決勝 ●[2-8]Meng Qiang(中国)
2回戦 ○[3-0]Kim Yongmin(韓国)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]イラン 63点
[2]カザフスタン 58点
[3]中国 57点
[4]ウズベキスタン 54点
[5]韓国 48点
[6]キルギス 45点
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[7]日本 39点