※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
初出場のアジア選手権に優勝の入江ゆき(自衛隊)
男子フリースタイル74kg級の嶋田は1回戦でアジア大会3位のナルシン・パンチャム・ヤダフ(インド)を破り、2回戦も韓国選手、準決勝でカザフスタン選手を破って決勝へ進出。今年2月のタクティ・カップ(イラン)優勝のペイマン・ヤラフナディ(イラン)と金メダルをかけて闘ったが、2-8で敗れた。2013年1月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)以来の国際大会のメダル獲得。
61kg級の鴨居は2回戦でタクティ・カップ優勝のベフナム・エシャ・エフサンプール(イラン)に0-1で惜敗。敗者復活戦で2013年アジア選手権60kg級2位の韓国選手を破った後、3位決定戦で中国選手にテクニカルフォール勝ちし、国際大会で初のメダルを獲得した。 国別対抗得点2位のトロフィーを受けた和田貴広監督(国士舘大教)
97kg級の山口はスリランカ選手とインド選手に勝ったあとの準決勝で昨年の世界選手権86kg級優勝のモハマド・ホセイン・アスカリ・モハマディアン(イラン)に黒星。しかし3位決定戦で2013年ユニバーシアード96kg級3位のアリカン・ジュマエフ(カザフスタン)にラスト1秒で逆転勝ちし、銅メダルを手にした。3月のロシア、モンゴルでの大会に続き国際大会で3大会連続のメダル獲得。
男子フリースタイルはこの日で終了。日本は優勝こそなかったものの、銀メダル3個、銅メダル4個を獲得。国別対抗得点で60点をマークし、イランの68点に続いて2位に入った。
各選手の成績は下記の通り。
![]() 74kg級銀メダルの嶋田大育(青森市協会=左) |
![]() 61kg級銅メダルの鴨居正和(自衛隊=右から2人目) |
![]() 70kg級銅メダルの小島豪臣(神奈川・中原養護学教=右から2人目) |
![]() 97kg級銅メダルの山口剛(ブシロード=右から2人目) |
◎男子フリースタイル
【61kg級】鴨居正和(自衛隊) 3位=15選手出場
3決戦 ○[Tフォール、3:00=12-2]Tian Zhenguang(中国)
敗復戦 ○[4-3]Yang Jaehoon(韓国)
2回戦 ●[0-1]Behnam Eshagh Ehsanpoor(イラン)
1回戦 ○[5-1]Sonu Sonu(インド)
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【70kg級】小島豪臣(神奈川・中原養護学教) 3位=15選手出場
3決戦 ○[2-2]Parveen Rana(インド)
敗復戦 ○[フォール、4:01=9-1]Haiwei Ling(中国)
2回戦 ●[2-10]Bekzod Abdurakhmanov(ウズベキスタン)
1回戦 BYE
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【74kg級】嶋田大育(青森市協会) 2位=14選手出場
決 勝 ●[2-8]Peyman Morteza Yarahnadi(イラン)
準決勝 ○[4-3]Zhiger Zakirov(カザフスタン)
2回戦 ○[13-9]Kong Byungmin(韓国)
1回戦 ○[12-9]Narsingh Pancham Yadav(インド)
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【97kg級】山口剛(ブシロード) 3位=12選手出場
3決戦 ○[3-1]Alikhan Jumayev(カザフスタン)
準決勝 ●[9-14]Mohammad Hossein Askari Mohammadian(イラン)
2回戦 ○[10-6]Khatri Mausam(インド)
1回戦 ○[Tフォール、12-2]Dananjaya Palinda Perera Ranasinghe(スリランカ)
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《国別対抗得点》
[1]イラン 69点
[2]日本 60点
[3]キルギス 54点
[4]モンゴル 45点
[5]ウズベキスタン 41点
[6]カザフスタン 34点、
◎女子
【48kg級】入江ゆき(自衛隊) 優勝=10選手出場
決 勝 ○[3-2]Vinesh Vinesh(インド)
準決勝 ○[6-2]Kim Hyon Gyong(北朝鮮)
2回戦 ○[9-0]Lee Yumi(韓国)
1回戦 BYE