2015.04.09

全日本女子チームが熊本で今年度初の合宿スタート

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 女子の全日本チームが4月8日、熊本市などの招致を受け、熊本市・県民総合運動公園で今年度初の合宿をスタートさせた。熊本県は2019年にラグビーのワールドカップやハンドボールの世界女子選手権を開催するなどスポーツの振興に力を入れており、今回の合宿もその一環として2年前から誘致していた。

 約30人の選手とスタッフが到着した熊本空港には、関係者のほか報道陣が出迎え、栄和人・強化本部長によると「200人くらいの人がいて、大歓迎を受けた」と言う。夜の歓迎レセプションでは、県知事、熊本市長、同教育長ら顔を見せたそうで、「これだけの舞台をつくっていただいたことに感謝し、勝つことで恩返ししたい」と話した。

 この日は打ち込みなど約40分の練習で終わり、9日から本格的な練習に入る。練習を指揮する笹山秀雄コーチ(自衛隊)は「グラウンドもあって練習環境はいい。地元の期待を受けて気持ちが盛り上がるし、違った場所で練習するのは刺激になっていい」と話し、いつもと違う環境での合宿で実力アップに取り組む。