※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
昨年の世界選手権で優勝した85kg級のメロニン・ヌモンビ(フランス)
来日するのは、昨年の世界選手権(ウズベキスタン)85kg級優勝のメロニン・ヌモンビ(フランス)、2008年北京オリンピック66kg級でフランス選手としては1936年ベルリン大会以来の金メダルを獲得したスティーブ・グエノーら5選手。
チームを率いるのは、1987年の世界選手権(フランス)で同国グレコローマン選手としては初の世界選手権優勝に輝いたパトリス・ムリエール監督。北京オリンピックの74kg級銅メダリストのクリストフ・グエノーもコーチとして来日する。
チームは4月5日に来日し、6日から東京・味の素トレーニングセンターで自衛隊などと合同練習。11日からは同所で行われる全日本合宿に加わり、17日に帰国する。
フランスは近代レスリング発祥の国とも言われるが、戦後はずば抜けた強さではなかった。近年、グレコローマンを中心に盛り返しており、2008年北京オリンピックでは5階級に出場して「金1、銅1、5位2」、2012年ロンドン・オリンピックでは4階級に出場して「銅1、5位1」を獲得。昨年の世界チャンピオン誕生につながっている。