※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
3人のオリンピアンに囲まれて頂点に立った太田忍(日体大)
太田は3回戦で昨年の世界選手権3位のスティグ・アンドレ・ベルゲ(ノルウェー)に5-0で勝つなどして決勝へ進出。昨年の選手権5位でオリンピック2度出場のスペンサー・マンゴ(米国)と対戦し、8-0のテクニカルフォールで勝った。
同級の文田健一郎(日体大)は初戦で2012年ロンドン・オリンピック55kg級3位のペテル・モドス(ハンガリー)を撃破。2、3回戦も勝ったが、4回戦でロンドン・オリンピック60kg級5位、昨年のアジア大会3位のアルマト・ケビスパエフ(カザフスタン)にフォール負け。敗者復活戦へ回れなかった。
他に80kg級の角雅人(自衛隊)が日本人対決で1勝したものの、2回戦で敗れて上位進出ならなかった。
各選手の成績は下記の通り。(写真提供=全日本チーム)
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◎男子グレコローマン
【59kg級】太田忍(日体大) 優勝=33選手出場
決 勝 ○[Tフォール、8-0]Spencer Mango(米国)
準決勝 ○[フォール、9-3]Zhanserik Sarsenbaev(カザフスタン)
4回戦 ○[Tフォール、12-4]Ivan Lizatovic(クロアチア)
3回戦 ○[5-0]Stig Andre Berge(ノルウェー)
2回戦 ○[フォール、7-4]Mirambek Ainagulov(カザフスタン)
1回戦 BYE
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【59kg級】文田健一郎(日体大) 7位=33選手出場
4回戦 ●[フォール、0-2]Almat Kebispayev(カザフスタン)
3回戦 ○[Tフォール、8-0]Tobias Fonnesbek(デンマーク)
2回戦 ○[10-3]M. Hassan Abdelaal Mohamed(エジプト)
1回戦 ○[フォール、6-8]Peter Modos(ハンガリー)
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【80kg級】角雅人(自衛隊) 9位=23選手出場
2回戦 ●[Tフォール、0-8]A. Tarek Mohamed(エジプト)
1回戦 ○[Tフォール、8-0]前田祐也(日本)
※敗者復活戦へ回れず
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【80kg級】前田祐也(拓大) 20位=23選手出場
1回戦 ●[Tフォール、0-8]角雅人(日本)
※敗者復活戦へ回れず
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【98kg級】大坂昂(三菱電機) 24位=27選手出場
1回戦 ●[0-5]C. Alexuc(ルーマニア)
※敗者復活戦へ回れず
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【98kg級】志喜屋正明(国士舘大) 27選手出場
=負傷のため棄権=