※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
共同通信などが報じたところによると、2020年東京オリンピックのレスリング会場が、予定されていた東京都有明の東京ビックサイト(国際展示場)から他の既存施設に変更されることになった。同所で行われる予定だったフェンシング、テコンドーも同様という。
東京ビッグサイトにはメディアの拠点となる国際放送センター(IBC)とメーンプレスセンター(MPC)も設置されるが、オリンピックの国際映像を供給する「五輪放送サービス(OBS)」から手狭だとの指摘を受けた。競技会場を他施設に移すことで、IBCが使えるスペースを拡張することになった。
国際オリンピック委員会(IOC)や東京都が目指している財政負担軽減の方針からして、代替会場は既存施設から探すこととなりそう。レスリングは、1964年東京オリンピックの時は駒沢体育館が使用された。また、2016年オリンピック招致に立候補した際の計画では、日本武道館がレスリングの会場となっていた。