※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
正田杯関東高校選抜大会は1月31日、栃木県・足利市民体育館で開幕。学校対抗戦が行われ、昨年3位の埼玉栄(埼玉)が初戦で昨年王者の霞ヶ浦(茨城)を4-3で破って勢いに乗ると、決勝でも同県の花咲徳栄(埼玉)を4-3で下し、1978年以来37年ぶり4度目の優勝を決めた。
昨年のインターハイ王者の花咲徳栄は、中量級の柱である66kg級の中村剛士が負傷で棄権したことが響き、県予選で埼玉栄に5-2で勝った実力を生かせなかった。昨年2位の館林(群馬)と、横浜修悠館(神奈川)が3位に入った。
3月27~29日の全国高校選抜大会(新潟市)には今大会のベスト8のチームが出場する。
昨年優勝で高校レスリング界の雄、霞ヶ浦(茨城)は、1回戦で埼玉栄(埼玉)に3-4で敗れて初戦敗退。1981年に大会初出場で3位に入って以来、優勝28回を含めて常にベスト8以上の座を守って全国大会に出場し続けてきたが、その記録が途絶えることになった。
(文・撮影=増渕由気子)
《全国大会出場チーム》
埼玉栄(埼玉)、花咲徳栄(埼玉)、館林(群馬)、横浜修悠館(神奈川)、韮崎工(山梨)、、野田中央(千葉)、足利工大付(栃木)、太田商(群馬)
![]() 37年ぶり優勝の埼玉栄ベンチ |
![]() 決勝戦であっという間にテクニカルフォール勝ちした山崎弥十朗 |
トーナメント表 | 内訳成績 | |||
Aマット | Bマット | Cマット | Dマット |
◎学校対抗戦
▼決勝
埼玉栄(埼玉)○[4-3]●花咲徳栄(埼玉)
▼準決勝
埼玉栄(埼玉)○[5-2]●館 林(群馬)
花咲徳栄(埼玉)○[6-1]●横浜修悠館(神奈川)
▼2回戦
埼玉栄(埼玉)○[5-2]●韮崎工(山梨)
館 林(群馬)○[5-2]●野田中央(千葉)
花咲徳栄(埼玉)○[5-2]●足利工大付(栃木)
横浜修悠館(神奈川)○[5-2]●太田商(群馬)
▼1回戦
埼玉栄(埼玉)○[4-3]●霞ヶ浦(茨城)
韮崎工(山梨)〇[4-3]●横浜清陵総合(神奈川)
館 林(群馬)○[7-0]●足利工(栃木)
野田中央(千葉)○[3-3]●自由ヶ丘学園(東京)
花咲徳栄(埼玉)○[6-1]●日本工大駒場(東京)
足利工大付(栃木)○[6-1]●農林(山梨)
横浜修悠館(神奈川)○[4-3]●鹿島学園(茨城)
太田商(群馬)○[4-3]●八千代松陰(千葉)