※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
成田空港でサッカーの元日本代表、小野伸二選手(現コンサドーレ札幌)と会い、お互いの健闘を誓った吉田沙保里選手(ALSOK)
2001年の世界ジュニア選手権以来のスイス行きとなる吉田選手は「正直なところ、具体的に何をすればいいか聞いていない。どんなことでも、全力を尽くして女子レスリングの普及に貢献したい」と不安の中にも全力投球を宣言。
国際オリンピック委員会(IOC)の博物館で行われることについて、「すごいところでできることは光栄です。いろんなことを経験できることを、うれしさとして受け止めたい」と話した。
「スーパー8」の大使には、55kg級時代からのライバル、ソフィア・マットソン(スウェーデン)やヘレン・マロウリス(米国)がおり、今回は”タッグチーム”を組んで女子レスリングをアピールすることになる。「マットの上ではライバルですけど、マットを下りれば交流したい。力を合わせて、みんなで頑張りたい」と、お互いの闘いを一時休戦し、IOCと“世間”を相手に女子レスリングを広めたい気持ちを表した。 スイスへ向かった吉田選手と富山理事
富山理事は「いきなりシングレットの変更が決定されることはないと思うが…」と予想するが、階級区分変更の時は、理事会で十分な議論を重ねて決定されたわけではなかったのが現実。多くのことが有無を言わさず「決定」となることも予想される。「どうなるかね」と暗中模索の理事会出席となりそうだ。