日大が９年ぶりに優勝、中村倫也（専大）は世界５位を破って学生二冠王へ…全日本大学選手権最終日
※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
９年ぶりの優勝で、日大・富山英明監督の体が宙を舞った
この日の各階級の優勝は専大、拓大、早大、日大で分け合った。97kg級優勝の山本康稀（日大）は５試合をフォール、またはテクニカルフォールという圧勝で勝ち、８月の全日本学生選手権とともに２年連続の学生二冠王者へ。この大会は３年連続優勝を達成した。
65kg級と74kg級は世界選手権代表が実力を見せた。65kg級で世界７位の高谷大地（拓大）は、決勝で全日本学生選手権優勝の池田智（日大）は10－３で撃破。74kg級は70kg級で世界選手権に出場した保坂健（早大）が、決勝で平野翼（同志社大）をテクニカルフォールで下した。保坂は昨年の66kg級に続く２年連続の優勝。
57kg級は世界選手権代表が不覚を喫した。全日本学生選手権優勝の中村倫也（専大）が、決勝で世界５位の高橋侑希（山梨学院大）を３－１で下して優勝。２年生にして学生二冠王者に輝いた。
全８階級では、日大、山梨学院大、早大が２階級ずつ優勝。専大と拓大が各１階級で勝った。大学対抗得点の２位は51.5点をマークした山梨学院大。３位は拓大だった。（撮影＝矢吹建夫）
《大学対抗得点》
［1］日大 63点、［2］山梨学院大 51.5点、［3］拓大 36点、［4］早大 35点、［5］専大 32点、［6］日体大 26点、［7］大東大 19点、［8］国士舘大 13点
| 57kg | 61kg | 65kg | 70kg | 74kg | 86kg | 97kg | 125kg |
| 入賞者一覧表 | 大学別得点 | 個 人 賞 |
【57kg級】＝26選手出場
▼決勝
中村倫也（専大）○［３－１］●高橋侑希（山梨学院大）
▼３位決定戦
山崎達哉（日体大）○［Ｔフォール、3:14=13-2］●五十嵐航太郎（大東大）
前田頼夢（日大）○［７－４］●西山凌代（拓大）
▼準決勝
中村倫也（専大）○［Ｔフォール、4:18=10-0］●山崎達哉（日体大）
高橋侑希（山梨学院大）○［Ｔフォール、3:17-11-1］●前田頼夢（日大）
《７位以下順位》［7］大城一晟（国士舘大）、［8］久保貴（立大）
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【65kg級】＝30選手出場
▼決勝
高谷大地（拓大）○［10－３］●池田智（日大）
▼３位決定戦
原田駿（専大）○［フォール、2:15=12-0］●杉山雄介（明大）
桑原諒（早大）○［６－４］●和田健太郎（大東大）
▼準決勝
高谷大地（拓大）○［Ｔフォール、5:04=11-0］●原田駿（専大）
池田智（日大）○［７－４］●桑原諒（早大）
《７位以下順位》［7］中野晶太（日体大）、［8］松島正（神奈川大）
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【74kg級】＝29選手出場
▼決勝
保坂健（早大）○［Ｔフォール、2:02=10-0］●平野翼（同志社大）
▼３位決定戦
本村匠（山梨学院大）○［９－８］●沢田翔人（青山学院大）
小山内光将（日大）○［フォール、4;34=6-1］●木村政貴（専大）
▼準決勝
平野翼（同志社大）○［８－８］●本村匠（山梨学院大）
保坂健（早大）○［４－０］●木村政貴（専大）
《７位以下順位》［7］奥井眞生（国士舘大）、［8］浅井翼（拓大）
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【97kg級】＝26選手出場
▼決勝
山本康稀（日大）○［Ｔフォール、4:55=13-2］●志喜屋正明（国士舘大）
▼３位決定戦
岡嶋勇也（拓大）○［２－１］●鈴木正一（東洋大）
雫田真最（専大）○［８－５］●掛谷亮輔（徳山大）
▼準決勝
志喜屋正明（国士舘大）○［６－０］●岡嶋勇也（拓大）
山本康稀（日大）○［フォール、1:12=4-0］●雫田真最（専大）
《７位以下順位》［7］守部克秀（青山学院大）、［8］土赤耕陽（早大）
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《個人賞》
【最優秀選手賞】山本康稀（日大＝97kg級）、【敢闘賞】鴨居正和（山梨学院大）、【最優秀監督書】富山英明（日大）
