※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連合(UWW)は10月14日、9月の世界選手権(ウズベキスタン)の男子フリースタイル97kg級で銅メダルを取ったサミル・エルドガン(トルコ)が、同選手権でのドーピング検査で陽性を示したことを発表した。採取したA検体から、禁止されているアナボリック・ステロイドの成分が検出されたという。
エルドガンがB検体での再検査を要求しているというが、それも陽性で違反が決定した場合は、世界選手権での記録をはく奪され、2年間の活動停止処分が下される。
国際アンチドーピング機構(WADA)によるドーピング検査は、提出された検体(尿)を2本に分け、WADAはA検体で検査。陽性との分析結果が報告された場合、競技者はB検体で再検査を要求することができる。