※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
長崎がんばらんば国体第3日は10月15日、長崎・島原復興アリーナで成年・少年グレコローマンがスタートし、各階級とも準決勝進出選手が決まった。台風19号の影響で初日の日程が中止になったが、グレコローマンは予定通りのスケジュールで行われた。
成年は59kg級で波乱。2013年世界選手権55kg級代表の田野倉翔太(福島・クリナップ)が、初戦(2回戦)で文田健一郎(山梨・日体大)に敗れて上位進出はならなかった。反対ブロックにいる4月のアジア選手権2位の太田忍(山口・日体大)は勝ち上がった。
今年9月の世界選手権85kg級に出場した天野雅之(福岡・中大職)や9月のアジア大会98kg級銅メダリストの斎川哲克(栃木・足利工高教)な ど、ほかの有力選手は順調に勝ち上がった。地元長崎勢は、85kg級の松坂誠應(日体大)が勝ち上がり、順調に勝ち進めば決勝で天野と対決する。
少年の部は、2年連続優勝を目指す小林大樹(茨城・霞ヶ浦)や世界カデット選手権5位の藤井達哉(滋賀・栗東)など有力選手が、ほぼ順当勝ちした。(文・撮影=増渕由気子)
《トーナメント表》
成 年 | 59kg | 66kg | 71kg | 75kg | 85kg | 98kg | 130kg | |
少 年 | 50kg | 55kg | 60kg | 66kg | 74kg | 84kg | 96kg | 120kg |
![]() 地元の期待を背負って闘う松坂誠應(日体大) |
![]() 2回戦で田野倉翔太を破った文田健一郎(山梨・日体大) |
![]() 世界選手権代表の強さを見せる天野雅之(福岡・中大職) |
![]() 2連覇を目指すアジア選手権2位の太田忍(山口・日体大) |