2014.10.13

団体は三重・四日市ジュニアが初優勝…押立杯関西少年少女選手権

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 押立杯関西少年少女選手権は10月12日、大阪・吹田市立北千里体育館で64チーム465選手が参加して行われ、三重・四日市ジュニアが5階級で優勝し、チーム対抗得点で77点をマーク。全国少年少女選手権で6階級を制覇し、今回3階級で勝った地元の吹田市民教室(54点)を退けて初優勝した。

 3位は、5階級を制覇した熊本・タイガーキッズが52点で入った。全国大会で8連覇を達成した濱本心聞(大阪・エンジョイ)は、5・6年の部60kg級で勝った。

 最優秀選手賞は5・6年42kg級優勝の小川琉生(三重・四日市ジュニア)が受賞。優秀選手賞は、5・6年女子中量級優勝の土井杏莉(大阪・吹田市民教室)と3・4年31kg級優勝の石原弘幸(熊本・タイガーキッズ)が受賞。

  ■四日市ジュニア・浜田菊雄コーチの話「どこのチームも強くなっていて、切磋琢磨してやっている。その成果が少しずつ出ている結果だと思う。高学年より、少し下の学年の選手が力をつけている。その選手たちが成長してくれるのが楽しみ。どの学年にもまんべんなく強く選手を育てることが目標。今後、いっそう精進し、来年の全国選抜や全国大会に向けて頑張りたい」

 ■吹田市民教室・今川加津夫監督の話「全国大会の成績がよかったので、気のゆるみがあったかもしれない。全国大会前の練習と今大会前の練習に差があったと思う。全国大会前は明確なテーマを持って徹底した反復練習をやった。成果が出たので、油断してしまったかもしれない。少年の場合は、継続してやらないと、すぐに技術が落ちることが分かった。基本に戻って、基礎練習をしっかりやりたい」

《各階級成績》

左から、2位・吹田市民教室、優勝・四日市ジュニア、3位・タイガーキッズ

個人賞受賞選手。左から土井杏莉(優秀)、小川琉生(最優秀)、石原弘幸(優秀)


開会式。465選手が参加した。

高槻市連盟・寺内正次郎会長による開式宣言

吹田市民教室・西脇義隆代表のあいさつ

ゲスト参加のアジア大会銅メダリスト、高塚紀行選手(自衛隊)。吹田出身で、この大会も何度か優勝している

昨年優勝の吹田市民教室から優勝杯返還

仁井優利選手(左)と高野慎也選手による選手宣誓